メダカビオトープの日除けにはすだれが欠かせない!

夏のメダカビオトープの高水温対策はすだれ

著者:長池涼太

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夏の暑い日が続いていますが、外のメダカビオトープは無事ですか?

水温も上がっていることだと思いますが、高水温な状態が続くといかにタフなメダカでも元気がなくなったり死んでしまう可能性もあります。特にミナミヌマエビなどのエビ類は高水温に弱いのでなおさらですね。

過度な水温上昇対策をする必要がありますが、その中でお手軽にできてオススメなのが「すだれ」の導入。

実際に使ってみて水温が極端に上がるのを防げたり、水温上昇を防ぐ以外にもメリットがあるので解説しました。

夏の屋外のメダカビオトープは高水温になりがち

夏のメダカビオトープはとにかく水温がすぐに上がってしまい、日当たりが良いところだと水温が40℃に達することもあります。もはやお風呂のぬるま湯からちょっと熱いくらいです。

メダカは数ある観賞魚の中ではかなりタフな方で40℃くらいの水温でもすぐに死ぬことはないです。とはいえ、さすが40℃くらいともなると元気がなくなるしそれが続けばさすがに死んでしまいます。

さらにミナミヌマエビなどのエビ類は高水温に弱く、30℃を超えたあたりでも死ぬ確率がかなり上がります

生体を確実に生かすためにも夏の水温上昇の対策はちゃんとやらなければいけません。

日除けにはすだれがオススメ

すだれの設置は簡単

すだれの目的は日除けであることが多く、日光を遮れさえすればいいのでとりあえず水槽(ビオトープ)に立てかけておくだけでも効果はあります。

すだれ
こんな感じで立てかけるだけでもOK

ただ見栄えや風通しが気になったり、風が強いとすだれが飛ばされてしまうこともあります。そこが気になる場合は支柱と麻ヒモを使うと見栄えが良くなる感じもします。

支柱に結び付けたよしず
すだれを支柱にヒモで結び付けた状態
麻ヒモとよしず
園芸用の麻ヒモで結んでます

園芸用の支柱に麻ヒモなどを使ってすだれを結び付ければ風に飛ばされずに済みますし、安定して日除けの効果があるので良いですね。

「すだれ」と「よしず」の違い

今回の記事では「すだれ」として紹介していますが、似たようなもので「よしず」というものもあります。どちらも外見は材料などは同じで違いは素材の向きです。

すだれとよしずの違いは、
【素材の向き】【使う場所】【設置方法】です。

すだれ・・・素材がヨコ向き・屋内や軒下で吊るして使います。
よしず・・・素材がタテ向き・屋外や軒先で立てかけて使います。

引用元:【すだれ】と【よしず】の違いは? | 株式会社 山新

吊るすか立てかけるかといった用途は微妙に違いますが、どちらも「日除け」に使える点では同じなのでメダカビオトープの日除けの効果はどちらも大差ありません。当記事も「すだれ」で表現していますがよしずでも同じことが言えます。

たとえば吊るすような場所や設備なければ、よしずでも良いです。

水温上昇が軽減できた

すだれを導入した一番の目的は日除けの効果によって過度な水温の上昇を防ぐこと。すだれがない状態だと特に昼間はメダカビオトープに日光がすごく当たり、ピーク時には水温が40℃近くに達することがありました。

それがすだれを導入すると朝と夕方はメダカビオトープに日が当たりますが、一番気温が高い昼間は日光を防いでくれるため、極端に水温が挙がることも少なくなり昼間でも高くて30℃を少し超える程度まで水温上昇を抑えることができました

ピーク時の水温(昼頃)
すだれなし35~38℃
すだれあり30℃前後
すだれがあるときとないときの昼間の水温の違い
よしずを導入したときの水温
8月の晴れた昼間の水温。すだれがあると高くても水温35℃はいかないくらいです
りょうた
りょうた

メダカは水温40℃くらいでもギリギリ耐えるとは言われていますが、高水温だと元気がなくなる印象はあります。

すだれは日除け以外にもメリットがある

害虫、天敵が侵入しづらくなる

メダカビオトープにおける問題点の一つが「天敵の侵入」。例えばトンボの幼虫のヤゴはメダカの天敵で侵入するとビオトープ内のメダカを食べつくしてしまうこともあります。

トンボ
トンボがいたら産卵、ヤゴの侵入に注意
ヤゴ
ヤゴはこんな感じ。見つけ次第追い出そう

ビオトープをすだれで仕切ったりなどすることによって天敵の侵入をある程度防ぐことにもつながります。

りょうた
りょうた

とはいえ、完全に侵入を防ぐとも言い切れないので日ごろからビオトープ内を観察してヤゴなどが侵入してないかは要確認ですね。

藻の発生を抑える

すだれなどの日除けがなく日光がガンガン当たる環境だとビオトープ内はアオミドロなどの藻が発生しやすくなります。特にアオミドロは日当たりがよければどんどん増えてビオトープを覆いつくす勢いで増えますし、増えたアオミドロにメダカが絡まって動けなくなり、死んでしまうこともあります

特にメダカの稚魚にとっては死活問題なので、すだれなどで日よけをすることで藻の発生を抑えることも必要になってきます。

りょうた
りょうた

すだれがなかったころはアオミドロを毎日のようにとっていましたが、すだれを導入してからはアオミドロをとる頻度も減った気はします。

雨によるメダカの流出を防ぐ

夏から秋にかけてはゲリラ豪雨や台風などで大雨が降ることもあります。その際、メダカビオトープに大量の雨水が入ると水があふれて水と一緒にメダカも流出してしまうこともあります。

軒下などビオトープの設置場所も大事ですが、すだれで遮ることで雨水の侵入をある程度防ぐことができます。

りょうた
りょうた

軒下など雨水が直接入らない場所にメダカビオトープがあるとより良いですね。

安価で導入しやすい

そんなすだれですが、Amazonなどのネットはもちろんホームセンターから100均までいろんなところで購入できます。特にこだわりがなければ100均のものでも今回の記事で解説したような効果は得られます。

ただ100均のすだれはサイズが小さいものが多いので、確実に日除けをしたいという方は少し大きめのすだれが良いですね。

まとめ

記事のまとめ
  • メダカビオトープの日除けには「すだれ」がオススメ
  • すだれを置いたことによる水温上昇の軽減が確認できた
  • メダカの天敵が侵入しづらくなる、藻の発生を抑える、雨によるメダカの流出を防ぐなど日除け以外にもすだれのメリットはある

すだれを導入することでメダカビオトープの水温が極端に上がることを防げます。加えて天敵の侵入を防いだり、藻の発生の抑制など水温以外のメリットもあります。

メダカビオトープはあるけど夏の暑さが心配な方は、すだれを導入してメダカに少しでも快適な環境にしましょう。

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