著者:長池涼太
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気温が上がると蚊が発生しますよね。
さらに水たまりなどがあると蚊の幼虫である『ボウフラ』も発生します。ボウフラの発生を絶たないといくらでも蚊も発生するので何とかしたいですよね。
蚊がいるとかゆくてしょうがない…。
そんなボウフラも実はメダカにとってはエサになります。
ボウフラってこんな生き物
ボウフラは蚊の幼虫で水たまりの中に発生していることが多いです。水たまりは大きくなくても浅さが1㎝などちょっとしたところでも水があればボウフラがいることも多いです。
ちょっとしたくぼみの水たまりでもボウフラが湧いていることがあるので厄介ですね。
深い水たまりだと、呼吸をするためにお尻を水面に向けている場面も見られます。
ちなみに似たような生き物で『赤虫』もいますが、ユスリカという蚊の仲間で人を刺さない虫です。ボウフラと似た見た目で、赤い色だった赤虫と思ってよさそうです。
ボウフラは成長すると、見た目が変わり「オニボウフラ」というサナギになります。
通常のボウフラはメダカの大好物ですが、オニボウフラもメダカは食べます。
ただ、オニボウフラはボウフラより大きく素早いので、メダカに与える場合は大人のメダカでないと食べれないです。
ボウフラが発生しやすい条件
特に夏はボウフラ・蚊が発生しやすく、気温25℃以上がボウフラが特に発生しやすいです。
地域にもよりますが、うち(水戸)は6~9月は蚊・ボウフラが多い印象なので、特にこの期間はボウフラが発生していないか目を見張る必要があります。
ある意味夏はメダカのエサ(ボウフラ)が取り放題とも言えますね。
なお猛暑日など極端に気温が高い日は逆に見かけなくなる印象もあります。
温暖で水たまりがあればボウフラはどこでも発生します。ちょっとしたくぼみのちょっとした水たまりの中にボウフラが湧いていることもあります。
量で言うとコップ一杯程度の水量でもボウフラが湧いていたことがあります。
まずは何よりも水たまりをなくすことが大事です。ボウフラはスポイトなどで簡単に捕まえられます。
メダカはボウフラを食べる?
野生でもそうですがメダカはボウフラを食べます。生きているエサで栄養価も高いため、メダカにとって良いエサです。
メダカ水槽(ビオトープ)でも蚊が卵を産みつけてボウフラが発生してしまいますが、メダカが食べるので外のメダカ水槽内のボウフラ発生は心配しなくても大丈夫です。ただしブラインシュリンプなど他の生きたエサと比べると大きめなのもあり、場合によってはボウフラを与えてもメダカがビックリして逃げてしまうこともあります。
メダカによって性格が微妙に違ったり、慣れれば食べてくれる…かな?
ちなみに金魚もボウフラは食べてくれるらしい。
ただし注意が必要なのがメダカの稚魚。
メダカの稚魚とボウフラだと、ボウフラの方が大きいです。そのためメダカの稚魚がボウフラを食べるのは難しいですし、逆にボウフラがメダカの稚魚を捕食してしまうこともあります。
メダカとボウフラを一緒の水槽に入れるときは大人のメダカも一緒が望ましいです。
ボウフラの駆除方法
メダカに与える以外にもボウフラを駆除する方法はあります。いずれもメダカなどの生体に影響を与える可能性が高いため、メダカがいない水たまりで活用することをオススメします。
銅を水に入れることで銅イオンが水に溶けだしボウフラを退治してくれる効果があります。
ただし大きくなったボウフラへの効果は薄いなどの話はあるので、銅を使う場合は
- 『成長する前の小さいボウフラを早い段階で駆除する』
- 『即効性はないため長時間の使用』
がポイントです。
虫なので殺虫剤が一番確実かもしれません。
水たまりにまくだけのタイプもあるので、その場合は楽です。
ただし、スプレータイプの殺虫剤を使用する際は薬剤が風などでメダカ水槽に入らないように、風向きや使う場所には気を付けましょう。
ボウフラは水たまりがあればどこにでも発生する可能性があります。たとえば古タイヤを置いているとタイヤの内側などに水田が溜まりやすいですがそこにボウフラが大量にいることも多いです。
タイヤの内側とかは意外と目が向かないので気が付けばボウフラが大量に発生し、蚊も大量に発生するなんてこともあります。そもそも水たまりから絶つこともポイントですね。
メダカはボウフラを食べてくれる
- ボウフラは大人のメダカには良いエサになるが、メダカの稚魚の場合は逆にボウフラに食べられることもある
- 25℃以上の温暖な時期に水たまりでボウフラは発生する
- 銅を入れたり、ボウフラ用の殺虫剤などの対策がある(メダカ水槽には使えない)
蚊の幼虫という意味では厄介なボウフラですが、メダカにとっては絶好のエサにもなります。
でも意図的に発生させても蚊に刺されるなどの被害が増えるなどがあるので、ボウフラは可能な限り駆除したり発生しないようにしましょう。まずは庭など家の周りに水たまりがないか、ボウフラが発生してないかを確認しましょう。