著者:長池涼太
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メダカ飼育に欠かせないのが、エサ。
どのエサが良い・悪いというわけではありませんが、せっかくいろんな種類があるので、ちょっとこだわってみるのはどうでしょう?今回の記事ではメダカのエサの種類を中心にメダカのエサやりについて解説しました。
メダカが普段食べるもの
野生のメダカが普段食べているのは、
- 水中のプランクトン(ミジンコ、ゾウリムシ等)
- 水面に落ちてきた小さな虫
- ボウフラ、糸ミミズなどの小生物
主にこの辺です。
ちなみに下記で紹介しているエサのほかにフレーク状のエサもありますが、エサそのものが大きくメダカが食べずらそうだったのと僕も使用していないので、今回の記事では割愛しています。
メダカのエサ。用途がいろいろ
栄養価の高く繫殖向け
成分が高タンパク・高脂質と産卵に向けての栄養が豊富なエサ。本格的な育成や繁殖をお考えの場合はこのタイプのエサは必須ですね。
栄養を取らせることが繁殖では重要です。
ただ粒が大きめなので、ある程度成長してからあげた方がいいです。稚魚は細かくしてからあげるか稚魚用の粒の小さなものを与えた方がいいですね。
繁殖向けだけあって、栄養価が全体的に高めですね。
栄養豊富。エサやりのメイン
同じく産卵するのに栄養を豊富にとらせるエサ。僕の場合は通常のエサやりはこれがメインです。
メダカの舞メンテナンスなど冬用のエサ
こちらは主に冬・水温の低い時期に与えるエサ。メダカは水温が下がると活動が鈍り食べるエサの量も減ります。
繁殖用のエサと粒が大きかったり消化に手間がかかることもありますが、消化の良いエサなら冬でも消化による負荷を与えずにすみます。
冬は消化の良いエサで体調を整えよう。
おやつ的なエサ
赤虫と糸ミミズを乾燥させたものが入ってます。生きたものを与えるとかなり食いつきが良いようで、夏場の水たまりにいるボウフラを与えるとよく食べます。
メダカの稚魚にオススメ!小粒・粉末のエサ
通常のエサだと、稚魚には粒が大きすぎて食べれません。本品のように、小粒のエサを稚魚にあげましょう。孵化して、1か月くらいはこちらを与えています。
より確実なのは粉末のエサ。
栄養価も高いです。
家を空ける際に便利!留守番フード
メダカはタフで1日や2日くらいエサを与えないから死ぬことはあまりないですが、産卵が減るなどのデメリットもあります。
留守分フードだと、水槽に入れるだけで栄養分が溶け出し3日~1週間くらいは効果が持続するため家を空けている場合でも安心です。
出張や旅行に行くことが度々ある人は留守番フードなどをストックしておくことで、いつでも安心して家を空けられますね。
冷凍のエサ
赤虫(アカムシ)
慣れてきたら、冷凍のエサもおすすめです。赤虫やミジンコなどを冷凍にしたものも売っており、メダカも好んで食べるので飼うのに慣れてきたらオススメです。
一つ出して、水に入れれば自然に溶けるのでそれを与えればOKです。
ミジンコ
赤虫同様に、ミジンコも冷凍のものがあります。ミジンコは池や沼、田んぼに行っても採取することは可能ですが居住地によっては近所にそのような環境がない場合もあるでしょう。
そのようなときに冷凍のエサはお手軽に高栄養を確保できる点が良いですね。
水草でありエサでもある。ミジンコウキクサ
文字通り浮き草の一種。一つ一つが非常に細かいのでメダカが食べるにもちょうどいいサイズです。水草でもあるので、水質の浄化作用も多少あります。
水草でありながら、メダカのエサにもなるというまさに一人二役ですね。
グリーンウォーター
グリーンウォーターとは植物プランクトンが水中に大量発生し、水が緑色になる状態を指し、青水などと呼ばれることもあります。
メダカ飼育に最適!グリーンウォーターとは?
文字通り緑色をした水で、植物プランクトンが大量にいるためメダカからすれば食糧がたくさんあるような環境です。少し難易度は高いですが、グリーンウォーターは作ることもできるので自信のある方は試してみると良いですね。
グリーンウォーターは作るのは少し手間がかかりますが、ちゃんと作れば特にメダカの稚魚にはすごく良いエサになります。
メダカのエサ(生餌)
ボウフラ
水たまりとかにいるボウフラ(蚊の幼虫)もメダカは食べます。実際僕も、何度かボウフラを家の庭などの水たまりから取ってきて水槽に入れたことはあります。
ボウフラふくめて生きているエサは栄養価もかなり高くメダカの反応もいいです。通常は市販のエサを与えて、たまに外でボウフラなどを捕まえて与えるのも良いです。
ミズミミズ
水槽の底砂を掃除しているとたまにミミズみたいな生物が出てくることがあります。見た目はあまりよろしくありませんが、ミズミミズ自体に害はありません。
メダカに差し出すと食べるので一応エサになるようです。
ブラインシュリンプ
観賞魚の世界ではブラインシュリンプと呼ばれる事が多いですが、水産の世界ではアルテミアと呼ばれています。
ブラインシュリンプのブラインというのは塩水という意味なので、ブラインシュリンプは直訳すると「塩水エビ」という事になります。アルテミアという呼び名はブラインシュリンプの属名であるArtemia(アルテミア)をそのまま用いています。
ブラインシュリンプについて|株式会社キョーリン
メダカの生餌として最もポピュラーなものの一つです。肉眼で見えるギリギリの大きさなので、大人のメダカはもちろん稚魚にも良いエサになります。
ただしブラインシュリンプを扱うには卵を孵化させる必要があり、そこにハードルの高さを感じます。
最近出たイージーブラインなら最低限の設備で孵化ができるので、これなら多少気軽に使える。
メダカへのエサやりはやりすぎに注意
エサを与えるときは、少量を回数を分けて与えましょう。何より食べ残しのエサが水質を悪くするので、エサを与えすぎることはないように注意。
エサの具体的な量はメダカがエサを食べる様子を日々観察して、その中で微調整しながら最適な量を見つけると良いですね。ホームセンターなどに行けばたくさんの種類のエサが売っていてどのエサを使うかは好みですが、
- 稚魚など小さめなら粒が小さめの物、粒が大きすぎると成魚でも口に入らないことがある
- エサの与えすぎは厳禁。1~2分経っても食べきれなければ多すぎ
逆にそこさえ気をつければ、あとは本当に好みの問題。
ポイントを押さえてメダカのエサを選びましょう。
エサのやり過ぎに注意。