著者:長池涼太
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最近メダカ飼育をレベルアップさせよう「ミジンコウキクサ(みじんこ浮き草)」を買いました。
浮き草とつくので植物(水草)と思いきや単なる植物でもなく実はメダカのエサにもなる。
そんなミジンコウキクサを今回は解説しています。
ミジンコウキクサ(仁丹藻)は顕花植物としては世界最小でとにかく一つ一つが小さいです。
植物でありながらメダカのエサになるのはかなり珍しいですね。
成魚はもちろん、メダカの稚魚もある程度大きくなった状態なら食べることができます。
個体によって好き嫌いはあるようですが、少量であれば1~2分もあれば全て食べてます。
一番の特徴、使い道はメダカのエサ。
浮き草ということでビタミンやミネラルなどが豊富で、人間で言うと野菜を食べているような感じですね。
乾燥重量の約48%がタンパク質で、食物繊維(14.5%)や脂肪(9%)も含まれています。 そのほか、カロチノイド、ビタミン、ミネラルも含まれ栄養バランス的にも優れていると言われています。 また、近年健康食品として注目されているユーグレナに匹敵する18種類のアミノ酸を含んでいて、 タイではその栄養バランスの高さから”ゲーンカイパム”と呼ばれるミジンコウキクサのスープもタイ料理としてふるまわれているみたい
メダカが喜ぶサラダ!ミジンコウキクサでメダカを健康に美しく!|神畑養魚株式会社
ユーグレナが比較に挙がるあたり、栄養価はかなり高いみたいですね。
厳密にはメダカは他の水草も食べることはあるそうですが、飼ってる感じあまりそういうことはない。
食べるとしてもごくたまにですね。
その点でも水草でありながらエサにもなるというのは珍しいです。
ミジンコウキクサはメダカのエサになる一方で、浮き草(植物)です。
そのため一般的な水草と同じような役割も果たし、
- 水質浄化、維持
- 日除け
といったメリットもあります。
ミジンコウキクサも植物(水草)なので成長に応じて数を増やすことがあります。
適度に増えるぶんにはメダカのエサのストックを増やすことにもつながりむしろ良いことです。
一方で環境が合うと爆発的に増える場合もあります。
- 栄養のある水
- 太陽光(強い光)
- 少し高めの水温(30℃くらい)
これらを満たす環境だとよく増えます。
いったん増えると、あっという間に水面を覆いつくす勢いで増えてしまいます。
特に光がポイントになるので、室内であれば極端に増えることはほとんどありません。
逆に言えば、増やしたい場合は屋外に置いておくと増えやすいです。
みじんこ浮き草に限らず他の水草やメダカなどの生体もそうですが、川や沼などに放流するのはNGです。
元々生息している生き物と競合して生態系を崩してしまう可能性もあります。
ミジンコウキクサの場合は水質や日当たりなどが合えば爆発的に増えることもあります。
自分が飼育しているものは責任を持って最後まで面倒を見ましょう。
ちなみにミジンコウキクサは国立環境研究所で『侵入生物』にも指定されており、それだけ放流されたときに生態系への影響が大きいそうです。
ミジンコウキクサに限らず生き物全般そうですが、一度飼ったら最後まで面倒見ましょう。
ミジンコウキクサの特徴
- 水草でありながらメダカのエサにもなる
- 水質浄化、日除けなど水草としての役割も果たす
ミジンコウキクサの注意点
- 高水温(35度以上)や栄養の少ない水では枯れることもある
- 増やしたい場合は、メダカなどの生体からは隔離して栽培する(食べられるため)
ミジンコウキクサは『メダカのエサ』『水草』と2つの役割を果たしてくれます。
その点ではかなり使い勝手が良いと思います。
最近の僕は効率よく・確実に特にメダカの稚魚を成長させるためにエサの『質』『栄養』にも少しこだわるようになりました。
メダカ飼育にちょっと『こだわり』を持ちたい方。
まずはミジンコウキクサでエサからこだわってみませんか?