著者:長池涼太
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飼育しているメダカは元気ですか?
今回紹介するのは、メダカのエサにもなる「冷凍のミジンコ」について。冷凍の赤虫については既に記事で書いていますが、同じくメダカのエサとして有用なミジンコについても紹介します。
ミジンコの概要
ミジンコ(微塵子、水蚤)。学名:Daphnia pulex
微生物といえばミジンコが一番に浮かぶ方も多いかと思います。僕も塾講師時代に理科を教えていて、微生物の授業で必ず名前があがったくらいです。ミジンコは日本全国の沼や池、田んぼに生息しています。微生物とは言っても大きい方で、ギリギリ目で見える大きさです。
ミジンコと一口に言っても種類は様々で、
- ミジンコ
- ケンミジンコ
- タマミジンコ
- オオミジンコ
- カイミジンコ
がいます。
カイミジンコは以下の記事で解説しています。
生きている場合、一般的に観賞魚のエサとしては「タマミジンコ」が多く用いられています。ミジンコは動物プランクトンのため、野生では植物プランクトンを食べています。ミジンコは飼育して数を増やすことも可能で、その場合はグリーンウォーター(植物プランクトンがいっぱいの水)を使うとミジンコの数を増やしやすいです。
ちなみに、ミジンコと同じ動物プランクトンだとゾウリムシもメダカのエサとして利用されています。
冷凍ミジンコについて
冷凍のミジンコってどんなもの?
冷凍のミジンコについては、赤虫と同じような方でキューブ状の形で売られています。
この記事ではメダカについての話ですが、金魚などの他の淡水魚やグッピーなどの熱帯魚、小型の海水魚など幅広い観賞魚のエサとして使えます。
ぱっと見の色味も赤虫と時と大きな違いはありません。(赤虫より少し色が薄いかな?)
ちなみに赤虫はコチラ
赤虫の方が赤いですが、大まかな見た目はミジンコも同じですね。ミジンコも赤虫と同じく、1回分が個別になっています。ちなみに、ミジンコについては生息地でもある池や沼に行って取ってくることも可能です。
とは言え近所になかなかそういう場所もないですし、生きたエサは取るのに手間もかかる。そういう場合に冷凍のエサは手軽に入手できるというメリットは大きいですね。
栄養価が高い
冷凍の赤虫もそうでしたが、このような元々野生で食べる生物を冷凍したものは栄養価が高いです。タンパク質からビタミンまでメダカに必要な栄養素は一通りふくんでいます。もちろん、市販の人口のエサも各栄養素をふくんでいますが、元々メダカが食べるものであるという点では赤虫やミジンコなどに分があります。
栄養価が高いということは、その分卵にも栄養が回るので特に暖かい時期の繫殖シーズンにはこのようなエサは有効ですね。
冷凍のミジンコの与え方
1つで十分な量があります
少量の水槽の水に浸せば1分くらいで溶けます
スポイトだと量も調節できて良いですね
基本的な扱い方は冷凍赤虫と同じです。ただし、赤虫と違ってミジンコはすごく小さいためピンセットでつまむのは無理。
なので、スポイトなりスプーンなりを使います。普段は人口のエサを与えているので、たまにミジンコや赤虫を与えると普段より食いつきが良いです。僕の場合は普段は通常のエサを与えて、週に一度冷凍の赤虫やミジンコを与えています。
冷凍のミジンコの注意点
特に大きなデメリットなどはないですが、赤虫と同じくなるべく解凍したその日のうちに消費した方が良いですね。翌日になると少し匂います。赤虫の場合はこれに加えて色素が溶けだしてか水が赤くなるので、冷凍のエサを与える場合は早いうちに消費するのが良いですね。
一般的な人口のエサと違って、一度解凍すると保存がきかないので注意しましょう。
ちなみに赤虫の記事で「メダカの稚魚は食べづらそう」と書きましたが、ミジンコについては赤虫より小さいためかある程度成長した稚魚であればミジンコは食べれているようです。
メダカに冷凍ミジンコを与えてみよう
- ミジンコを冷凍したエサもある
- 赤虫と同じ、水に漬けて解凍するだけなので手軽
- 栄養価が高く、メダカが繁殖しやすくなる
- なるべくその日のうちに使いきる
ミジンコもメダカのエサとしては大変有効です。僕たち人間も同じものばかり食べていたら飽きちゃいますよね。
僕の場合、メダカに与えるのはほとんどは通常の市販のエサですが、必要に応じてミジンコや赤虫なども与えています。せっかくのメダカ飼育ですので、食事にも少しこだわってみませんか?