涼しげメダカノート
著者：長池涼太
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メダカを飼育している人の中には、会社員をやっていているなどで昼間など1日の半分くらいは家を空けている人も多いかと思います。
僕も会社員時代は1日の半分は家にいませんでした。
そういう状態だとメダカのエサやりについて心配な方も出てくるかもしれません。
今回は
- メダカはエサをやらなくても大丈夫なのか？
- 家を空ける際のエサやりのポイントとオススメのエサ
について解説しています。
エサがないからといってすぐにメダカは死なない
金魚やグッピーなど観賞魚はたくさんいますが、メダカはその中でも割とタフな部類になります。
例えばグッピーなどの熱帯魚は水温が20℃を切ると生存率が下がるそうですが、メダカは外で水面が凍るくらいの水温でも生き延びることは多々ありますからね。
エサに関しても同じで、家を空けたなどで数日エサを与えなかったからといってすぐに死ぬなんてことはありません。
とはいえ、エサがないと栄養不足で多少なりとも元気はなくなりますし、特に産卵はかなり影響が出て産卵数もぐっと落ちるので、エサはちゃんと与えておいた方がいいです。
メダカの産卵、繁殖においてエサ(栄養補給)は重要。
メダカが卵を産まない理由と産卵のコツ メダカがエサがなくても大丈夫なのは主に屋外(ビオトープ)
ある程度メダカ飼育に慣れると屋外にメダカ水槽(睡蓮鉢)を置いてそこでもメダカ飼育をする人もいます。
僕も2015年から続けています。
屋外の場合は、飼育環境次第ではメダカのエサとなる微生物が発生することもありますし、水面に落ちてきた小さな虫もメダカのエサになります。
そのため、特に屋外はエサを与えなくてもメダカは生き延びることも多いです。
ただ微生物などの発生は確実とは言えないため、余裕があれば屋外も室内同様にエサを与えてもいいです。
逆に室内は微生物の発生があまり望めないため、エサはちゃんと与えたほうが無難です。
メダカビオトープはオススメ！屋外でのポイントと注意点を解説 家を空ける場合のオススメのエサとツール
特に会社員で昼間は家にいなかったり、出張や旅行などで家を空けることがある時に問題になるのが「メダカのエサやり」。
1日2日くらいエサをやらなかったからと言ってメダカが全滅ということはあまりないですが、やはり生き物である以上エサやりもちゃんとやっておきたいところです。
そんな忙しい人向けに以下のようなエサやツールはおすすめです。
ミジンコウキクサ
本来は浮草の一種ですが、メダカのエサとしても人気です。
植物のため光がしっかり当たるなど環境が合えば放っておいても増えていくので、メダカの非常食みたいな立ち位置にもなります。
バケツなど別の容器でミジンコウキクサをストック、培養すればエサ代の節約にもなるかも。
また、食べ残しても植物なので水をあまり汚さない点もポイントが高い。
ミジンコウキクサはメダカのエサにもなる浮き草 留守番フード
特に家を空けるときのメダカのエサ問題の一番手軽な解決方法が留守番フードだと思います。
安価で手に入りますし、使い方もただ水槽に入れるだけですからね。
水槽のサイズに応じて必要な個数は変わりますが、一度入れれば3日～1週間はもちエサを与えなくても問題ないので、家を空けることが定期的にある方はまとめて買っておくといざという時に便利です。
手軽さではナンバーワン。
僕も家を空ける時に一番使ったのが留守番フードでした。
グリーンウォーター
植物プランクトンが大量に含まれている水ですが、メダカは自然界(野生)でも植物プランクトンは主食の一つです。
また外など日当たりのいいところであれば、グリーンウォーターを増やす(培養する)ことも可能です。
バケツなどに入れて日当たりのいいところにおいておけば割と簡単に増やせる。
自動給餌機（オートフィーダー）
こちらは上級者向き。
普段与えているエサを入れて、決まった時間や回数で自動的にメダカにエサを与える形になります。
設定さえできてしまえば、家にいなくても毎日決まった回数や時間でエサやりをできます。
メダカ飼育に慣れていて、かつ家を空けることが定期的にある人にオススメですね。
家にいなくても普段通りにエサを与えられるので、繁殖への影響も最低限に抑えられます。
まとめ
- メダカは数日エサを与えなくても死なない
- エサが不足することで多少元気がなくなったり、産卵数が減るなどの影響が出ることはある
- 留守番フードは水槽に入れるだけで数日間はメダカの栄養源になるため手軽
- ミジンコウキクサやグリーンウォーターは植物でもあるためエサ自体を増やすことも可能
- 慣れている方は自動給餌機（オートフィーダー）もあり(時間や回数などの設定は必要)
メダカはタフな生き物なので、数日エサを与えなかったとしても全滅するなどはありません。
ただし栄養不足により産卵数が減るなどの影響はあり得るため、繁殖にこだわる場合は家を空けることなどがあってもエサはちゃんと与える必要はあります。
やり方次第では仕事や旅行などで家を空けてもメダカもエサを確保できるため、メダカのエサやりにもひと工夫してみましょう。
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