著者:長池涼太
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屋外のメダカ飼育で気になるのが雨が降ったときに雨水が入ること。
多少雨水が入るのは良いのですが、強い雨のあとは想像以上に水槽の水位が上がっていることもあります。特に夏から秋はゲリラ豪雨や台風で雨も多くなります。
このようなメダカ飼育と雨の関係性について特にメダカの屋外飼育(メダカビオトープ)を中心に解説しました。
メダカビオトープに雨水が入ることによる影響
水温や水質が急激に変わってしまうことがある
雨水が水槽に入ると、そのぶん水槽の水の量が増えることになります。水の量が急激に増えることで、
- pH(酸性かアルカリ性か)
- 水温
が急激に変わってしまうことがあります。メダカは幅広い水温やpHに適応できますが急な変化には弱いので、雨水がたくさん吹き込む場所に水槽を置くのは少しリスクかもしれません。
メダカ飼育で急な環境の変化は大きなリスクです。
ただ、実際のところ今まで明らかに雨のせいでメダカ死んだというのはないので、実際はそこまで神経質になる必要もないかもしれません。
とはいえ、軒下に水槽を置くなど最低限雨を避ける工夫は必要ですね。
メダカなどの生体が流れ出てしまうことがある
特に強い雨で大量に雨水が入ると、水槽の水の量も増えてしまいます。場合によっては水槽から水があふれ出てしまうくらいになることもあります。当然、メダカは陸上では生きられないため水から出てちょっと時間がたてば死んでしまうので、水があふれださないようにするのも必須ですね。
メダカビオトープの雨対策は雨を極力入れないこと
軒下など雨が直接吹き込まない場所に水槽を置く
2015年から屋外でもメダカ飼育をしていますが、結局は置き場所が一番重要だと感じています。フタで遮るなど雨を防ぐ方法もありますが、毎回やるのも意外と面倒なのでそもそも雨が入るリスクを減らすのが一番楽ですね。
うちの屋外のメダカ水槽も軒下に置いています。さすがに台風やゲリラ豪雨だと雨水も吹き込んで雨水が入りますが、通常の雨であれば気になるほど水槽の水の量は増えません。
軒下でかつ日当たりがいい場所がベストかな。
すだれを使ったり、フタなどをする
一番確実なのは水槽のフタを使うこと。
フタを使う場合は水槽のサイズを要確認。
ただし水槽用のフタは主に屋内向けの水槽が多く、睡蓮鉢など屋外向けの水槽だとフタはついてないものがほとんどです。屋外であれば水槽用のフタはなくても「すだれ」を使うのも手です。
すだれを立てかけるなどすれば、それだけでもメダカ水槽に雨水が入るのを防げます。また、すだれは夏は日陰を作ることで水温の過度な上昇を防ぐことにもつながるので、特に夏は重宝しますね。
雨を防いだり夏は水温の上昇を防いだりと、すだれは使い勝手がいい。
使用感などは以下の記事でも解説しています。
水があふれないようにする(水位が一定より上がらないようにする)
雨水が大量に入ることで、一番見られるのが水槽の水位の上昇ですがあまり水が増えすぎると水槽から水があふれ出てしまいます。そしてあふれ出た水と一緒にメダカなどの生体も流れ出てしまうこともあります。
四六時中水槽に張り付いてない限りは、だいたい手遅れになるのでいかに水があふれないように管理するのも重要です。さすがに24時間ずっと水槽を見守るのも現実的ではないので、水位の見張り番などを使って一定以上水位が上がらないようにしておくのが一番ですね。
水位が上がり過ぎると、メダカが飛び出してしまいますからね。
別の記事でメダカの飛び出し対策もまとめています。
まとめ
- 屋外のメダカ水槽(メダカビオトープ)は雨水が大量に入ると、水温・水質の急変や急増した水と一緒にメダカがあふれ出てしまうなどのリスクがある
- 軒下など雨水が入りづらい場所に水槽を置くといい
- よしずなどで水槽を遮ったり、フタをする
- 水位が一定以上に上がらないようにするツールもある
雨水がちょっと入るくらいなら特に問題はないですが、水槽の水量が明らかに変わるレベルだと水質の急な変化からメダカと一緒に水があふれてしまうなどのリスクがあります。特に屋外の場合は、室内と違い常に人の目があるわけではありません。
特に雨など天気が悪い日はより外のメダカ水槽にも目を向けるようにしましょう。