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水草はメダカを飼い始めたころから、なにかしらいっしょに入れていました。
実は水草というかけっこう種類があるし、またメリットもいくつかあるのです。
実際使ってみて良かった水草を紹介しているので、これから水草を購入する方はぜひ参考にしてください。
水草のメリット。水の浄化や光合成など
水草の役割は大きく次の通りです。
- メダカなどの生き物の隠れ場所・休み場所になる
- 水を浄化する
- 光合成をすることで酸素を共有する
- メダカの産卵する場所になる
隠れる・休む場所

メダカなど生き物によっては気性の荒い性格の個体もいて、他の生物を追いかけまわすなんてこともあります。
(性格は人と同じで、それぞれなのです)
そんなときに水草はいい隠れ家です。
また水草があることで野生の環境に近くなるので、本能的にメダカがやすらぎます。
水を浄化する
エサを与えたり、フンをすることで水は汚れます。
その水の汚れのもとになる成分を水草は吸収して、養分にします。
水の汚れは生き物にとって毒なのです。
養分を吸収することでコケや藻が過剰に発生することを防ぐ効果もあります。
特に屋外や日当たりの良い場所だと発生しやすいですからね。

ただし、劇的に効果があるわけではないのであくまで補助的な意味です。
水換えはちゃんとしましょう
光合成で酸素を供給
植物は光を浴びることで光合成をしますが、水草も植物なので光合成はします。
ただし室内は、太陽の光が外ほどは入ってこないので、専用のライトでしっかり光を確保しましょう。
メダカが産卵する場所になる

水草はメダカの産卵する場所になります。
水草がないと卵を見失ったり、大人のメダカに食べられやすいので入れておきましょう。
メダカにオススメの水草
実際に水槽に入れてみて良かった水草です。
増え方や必要な光量など微妙に違うので合う物を選びましょう。
特に初心者にオススメの水草
アナカリス

オオカナダモや金魚藻とも呼ばれています。
数ある水草の中でもメダカの飼育においては最も定番・人気の水草の一つ。
どんなレイアウトにもマッチします。
丈夫で光がちゃんと当たる場所であればどんどん育ちます。
成長したらトリミングしたほうが良いですが、元気なアナカリスであればどんどん芽を出して増えていきます。

メダカの水草としては定番。
水草選びに困ったらアナカリスですね。
ウイローモス

細い紐みたいな見た目です。
そのまま浮かべるのも良いですが、テグスを使って流木や石などに巻き付けてると活着(くっついて)して良い感じです。
弱い光でも生育し丈夫で使い勝手も良いです。
同じ系統の「モス」の名前がつく名前の水草はジャワモスなどいくつかあります。
ウイローモス自体が濡れていれば、空気中でも生育できます。

水に浮かべたり、流木や石にくくりつけたり。
使い勝手が良いですね。
カボンバ
アナカリスと並んで定番の水草。
後述のマツモと非常に良く似ていますが、ガボンバは地面に植えて育てます。
アルカリ性の水だと育ちが悪くなります。
メダカがよく卵を産み付けます。

アナカリスと並んでだいたいどこでも売ってる水草。
定番だけに育てやすいです。
マツモ

日本国内にも古くから自生する水草。
見た目がガボンバに似ていて、細かい葉が特徴です。
基本的には植えるというよりは浮かべて育てます。

葉が非常に細かいので、メダカからしても卵を産み付けやすいです。

ガボンバと似てますが、マツモは浮かべておくのが基本らしい。
かなり育てやすいです。
その他の水草
初心者向けからは外しましたが、育成は難しくありません。
お好みで水槽に入れてみましょう。
アヌビアスナナ

通常の葉の形をした水草。
写真は鉢の中に根が入っているけど、ウィローモスと同じように根を流木などにくっつけて活着させることも可能です。


また、他の水草より成長が遅いので頻繁なトリミングが不要、丈夫(葉が固い)なのでエビなどに食べられることもないのも特徴です。

室内であればよほど水質が悪化しないかぎりは枯れないくらい丈夫な水草。
成長が遅いので、すぐに水槽を覆いつくさない点も良いです。
また葉が他の水草と比べて堅いため、エビなどに食べられる心配もありません。
スクリューバリスネリア

和名でネジレモとも呼ばれています。
葉が細長く、スクリューという名の通り葉がねじれているのが特徴です。
ランナーで増えるので最初少なくても、後でどんどん増えます。
数ある水草の中でもスクリューバリスネリアが一番よく増える印象です。
ランナーを切らないと地面を覆いつくす勢いで増えますので注意。
あまりに伸びるようならハサミでトリミングするなど、手入れをしっかりしましょう。

成長が早いため定期的なトリミングは必要ですが、『スクリュー』という名の通り、くるっと巻いたような葉が良いですね。
アマゾンフロッグピット

こちらは水中ではなく、水面に浮かぶ「浮き草」の一種。
強い光の方が生育が良いので、室内でも育ちますが屋外向けかもしれません。

水質の浄化能力が高く、根は長くて細かい毛も生えているのでメダカの産卵場所にも適しています。

浮き草系は全般的に水質浄化の効果が高め。
浮き草なので浮かべておくだけで育ちます。
オオサンショウモ

サルビニアと呼ばれる場合もありますが、基本的な扱い方は浮き草ということもあり、アマゾンフロッグピットと同じで大丈夫です。
オオサンショウモについても、水質の浄化や夏には日陰の役割も果たしてくれます。
アマゾンフロッグピットと同じく、耐寒性はないため冬の屋外では枯れてしまいます。
越冬させたい場合は冬だけでも室内で育てた方が良さそうですね。
ニューラージパールグラス


名前 | ニューラージパールグラス |
日当たり | 日向~半日陰 |
水位 | 水中(水が切れないように) |
肥料 | 緩効性の肥料を月に1度 |
土 | 赤玉土、荒木田土 |
冬越し | 屋外でも可(株が凍らないように水深深めで管理) |
難易度 | 中級者以上向け |
小さな葉が無数にあり、順調育つと横に広がるように成長していきます。
上手く育てば地面一面がキレイな「緑のじゅうたん」のような状態にすることもできます。
ただし、他の水草と比べると二酸化炭素の添加や強い光が必要になる(あった方が育つ)ので、育てるには少し手間がかかります。

正直育てる難易度はそこそこ高めで今回紹介している水草では一番難しいかも。
でもちゃんと育てば『緑のじゅうたん』と言われているくらい地面が葉で覆いつくされるので一度はその光景を自分の水槽で見てみたいですね。
ミジンコウキクサ


みじんこ浮き草(仁丹藻)は水草(浮き草)でありながら、メダカのエサにもなる珍しいタイプです。
非常に細かく、メダカの口にも入るくらいのサイズです。
水草であるので水質の浄化の効果がありますが、メダカのエサにもなる。
使い勝手が良いですね。

エサであり水草でもあり、使い勝手が良いですね。
屋外に向いている水草

屋外は気温(水温)の変化が激しかったり、天敵の侵入があり室内と比べると厳しい環境になる場合もあります。
また冬の寒さをまともに受けるので、寒さに弱い水草はあっという間に枯れてしまいます。
そのため、アナカリスやマツモなどのような室内で使う水草は屋外にはあまり適さないです。
屋外は屋外で別に使える水草があります。
僕が試した範囲でこれらの水草は屋外の環境に耐え、かつ育てやすかったです。
水草を水槽に入れるときの注意点
害貝(スネール)に注意

水草には、虫や害貝(スネール)が混入している可能性があります。
可能であれば水槽に入れる前に、専用の薬剤でキレイにしておきましょう。
二酸化炭素。中級者以上向け
お店によっては水草の表記に「二酸化炭素(CO2)添加」のことが書いてある場合もあります。
一部の水草は、こちらから二酸化炭素を人為的に供給しないと生育できないものもあります。
ラージパールグラスなどは二酸化炭素が必須です。
ただしこの記事で紹介している水草はニューラージパールグラスを除いて二酸化炭素の添加は不要なので、特に初心者の方は二酸化炭素については気にする必要はありません。
メダカといっしょに水草も入れると効果的
水草は水を浄化したり、メダカが産卵する場所になったりと良いことが多いです。
改めて水草のメリットをまとめると、
- メダカなどの生き物の隠れる場所・休み場所になる
- 水を浄化する(水質の改善)
- 光合成をすることで酸素を共有する
- メダカの産卵する場所になる
などがあります。
メダカを買うときは、水草もいっしょに入れてみましょう。
もちろん金魚など他の観賞魚にもオススメです。
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