著者:りょうた
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最近「グロッソスティグマ」という水草を導入しました。
最適な環境がメダカの飼育環境に近く育てやすかったり、上手く育てると緑のじゅうたんを形成するなど水槽の景観もぐっと良くなります。
今回の記事ではグロッソスティグマの基本的な特徴、育て方から中級者以上に向けて緑のじゅうたんを作るポイントを解説しました。
グロッソスティグマの概要

育てやすさ | 単に育てるだけなら育てやすいが、緑のじゅうたんを作りなどレイアウトもこだわる場合は、少し難易度が上がる |
水温 | 15~30℃ |
pH | 弱酸性~中性 |
二酸化炭素の添加 | なくても育つが、あった方が成長が早い |
光量 | 強めの光が望ましい。特に屋外は日当たりがいいところが良い |
底砂 | ソイルが望ましい。ビオトープでは赤玉土でも生育可 |
成長速度 | 二酸化炭素や強い光の下では特に成長が早い |
耐寒性 | 寒さに弱い。特に冬の屋外では枯れることが多い(深いところにあれば越冬可) |
温度やpHはメダカとあまり変わらないですが、グロッソスティグマの特徴としては二酸化炭素の添加と強い光がポイントですね。二酸化炭素は添加しなくても育ちますが、強めの光は特に必須です。
また、上ではなく横に這うように伸びるのも特徴です。いわゆる「緑のじゅうたん」を作るような形になり、水槽内で上手く育つとレイアウトが非常にキレイになります。

緑のじゅうたんを作る水草としては他に「ニューラージパールグラス」があります。育て方はグロッソスティグマにかなり近いので、どちらにするかは好みですね。
グロッソスティグマは育てやすい
成長が早い
グロッソスティグマは成長が早い水草で、特に強い光や二酸化炭素を添加された環境だとより成長速度が早くなります。数日もあれば成長したのが目で見えるくらいに分かります。屋外ビオトープにも導入し、1か月もすると鉢全体に這うような形で芽が伸びていきました。
下記の画像を左右にスワイプすると、ビフォーアフターの比較ができます。


なお今回記事を書くにあたってはビオトープをメインにしつつ、室内でもグロッソスティグマを一部植えて育成しました。植えてから1か月で下記の画像のように成長しました。
下記の画像を左右にスワイプすると、ビフォーアフターの比較ができます。


室内の目に見えて横に伸びているのは分かりますが、屋外と比べると日光などの強い光が入らないため成長が少し鈍った感じはありますが。成長の早さを重視する場合は強い光が確保しやすい屋外ビオトープの方が良いかもしれません。
メダカとの相性がいい
水温やpHなどグロッソスティグマに適している生育環境はメダカとほぼ同じなので、メダカが問題なく育つような環境であればグロッソスティグマも問題なく育つことが多いです。
ある程度生い茂ってくると、葉がメダカなどの生体の隠れ場所になる点も良いですね。
グロッソスティグマ生育の注意点
コケが付きやすい
グロッソスティグマは育成の際に強めの光が必要ですが、同時にそのような環境はコケが発生しやすいです。そのため、グロッソスティグマが順調に育つと、気がつけばコケが付着していることも多々あります。

特に屋外ビオトープの場合は日光など強めの光も入りやすいので、なおさらコケが発生しやすいです。うちのビオトープではコケの中でも特に「アオミドロ」に毎年手を焼いていますが、後回しにすると除去するのがかなり面倒になるのでアオミドロを筆頭にコケの除去は早めにやっておく方が良いです。
成長の早さゆえに定期的なトリミングが必要
グロッソスティグマは他の水草と比較すると、成長速度は早い部類です。そのため環境が合えばどんどん成長し、数日目を離しただけであらぬ方向に成長しているなんてこともあります。
特に水槽のレイアウトにこだわる人は定期的なトリミングが必須になるので、定期的に成長具合を観察して伸びすぎと思ったらその都度トリミングをしましょう。
グロッソスティグマは屋外・室内どちらでも生育可能
室内水槽 | 屋外ビオトープ | |
---|---|---|
温度 | ||
光量 | ||
二酸化炭素添加 | ||
水質管理 | ||
越冬 | ||
コケ・害虫 |
グロッソスティグマは室内・屋外どちらでも生育可能です。ただし、水温・水質などの管理の観点で言うと、特に初心者は室内水槽の方が無難です。ある程度慣れて気温や光量など環境要因の感覚も掴んでいる場合は、屋外でも問題ありません。
まとめ
- グロッソスティグマは適した環境がメダカに近く育てやすい
- 成長には強めの光は必須。二酸化炭素添加は必須ではないが、あった方がキレイに育ちやすい
- 強い光が必須なためコケが付きやすい
- 成長が早いため定期的なトリミングが必要
- 室内・屋外どちらでも生育可能
グロッソスティグマは育てやすく、上手く育てば緑のじゅうたんを形成しレイアウト的にも非常にキレイな見た目になります。
メダカとの相性はもちろん、水槽の景観・レイアウトにこだわりたい方はグロッソスティグマで緑のじゅうたんを作ってみましょう。
よくある質問
- グロッソスティグマは二酸化炭素の添加がないと育ちませんか?
- 屋外ビオトープであれば自然光と環境によりCO2なしでも育成可能なケースが多いです。とはいえ、成長を促したい場合はCO2添加も有効です。
- メダカとの相性は良いですか?
- 非常に良いです。根が張ることで水質が安定しやすくなり、稚魚の隠れ家にもなるため、多くの飼育者に支持されています。
- 冬の管理はどうすればいいですか?
- 屋外での越冬は地域の気温によって異なります。関東地方では一部枯れることもあるため、室内への移動や保温が推奨されます。