著者:りょうた
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メダカの水槽の中に入れるものとして、上位に挙がるものの一つが『水草』。このブログ内でもいろんな水草を紹介しています。今回紹介するのは『マツモ』という水草。
- 多くの店で売っておりメダカ飼育には定番
- 丈夫なため初心者でも育てやすいし増えやすい
特に初心者だったりこれからメダカを飼うという方は、「困ったらマツモでは良いのでは?」というくらいには思ってます。
名前 | マツモ |
育成の難易度 | |
光 | 通常の照明でOK |
増やし方 | 脇芽を出す |
水温 | 15℃~25℃ |
オススメ度 |

ガボンバに似て細長い葉ですが、ガボンバと違って地面に根を張らない水草。そのため、マツモはただ浮かべるだけでも育ちます。アナカリスやガボンバと並んで水草ではメダカ飼育の定番で、多くのペットショップなどで扱っています。
葉の形など見た目は「カボンバ」にも似ていますね。
葉が細長いため、マツモにメダカが卵を産みつけていることもあります。

丈夫な水草なので水温や水質などに特に神経をつかう必要はありません。少なくともメダカが元気でいられる環境なら問題なく育ちます。

水に浮かべるだけで放置気味ですが、それだけでも十分増やすことはできます。成長しながら茎の途中から『脇芽』を出すので、そこをトリミングしていけばそれぞれ成長していきます。

トリミングは水草用のハサミがありますので活用しましょう。

マツモに限らない話ですが、水草は水温の急な変化に弱いです。室内であれば水温の急激な変化は少ないですが、屋外だと季節によっては普通にあります。ナガバオモダカみたく屋外で定番として使われている水草は、急な水温の変化にも強いですがマツモなどの室内で主に使われる水草は水温の急な変化で枯れることも多いので注意しましょう。
これもマツモに限りませんが、日光(照明の光)は水草の成長にとても重要です。当然ですが、光が全然当たらないような環境だとだいたいの水草は枯れます。光が当たることで光合成を促され、水草の成長にもつながりますし、メダカにとっても昼と夜のリズムができ上がる点で良いですね。

光が不足してもすぐに枯れるわけではないですが、葉が溶けて形が悪くなるため安いものでも大丈夫なので水槽用の照明は使いましょう。
水草は種類・ものによっては検疫などの関係で『農薬』を使っていることがあります。特に権益の関係で輸入された水草に使われることが多く、
- 不快害虫の駆除
- 病原菌などの駆除
等を目的としています。農薬はメダカに被害はありませんが、エビや貝類は農薬で死ぬことがあります。

実際に農薬を除去し忘れた水草を入れたら、水槽にいた30匹のミナミヌマエビのうち25匹が死んだこともありました…。
しかもすぐに被害が出ます。
ネットにしろ実店舗にしろ水草に農薬がついているかは必ず記載はあるはずなので、水草を購入する際は農薬の有無は必ずチェックしましょう。

『国産』の水草は多くが無農薬な印象なので、エビや貝を飼っている水槽に水草を入れる場合は輸入物は避けるのも手かもしれません。もしくは農薬を落とす薬品もあるのでそれを使うのも手ですね。(下記記事参照)
数ある水草の中でマツモは水温や水質など適応範囲はかなり広い部類に入ります。そのため屋内の水槽に使われることも多いですが、屋外の水槽(ビオトープ)でも育てることは可能です。

実際に屋外と屋内両方でマツモを育ててみましたが、『光(日光)』がポイントになるのか屋外の方が大きく育ちました。
ただ屋内だからといって育ちが悪いわけでなくちゃんと大きくなってはいるので、屋内でも屋外でも育てられるという点では使いやすい水草ですね。

まだ検証できてませんが、冬の寒さに耐えられるかどうかですね。ナガバオモダカなど屋外用の水草は冬はいったん枯れるので。
マツモは室内の水槽で使われてることが多く、室内の場合は冬でも室温(水温)が極端に下がることは少ないので越冬についてそこまで神経をつかう必要はありません。ただし屋外の場合は、冬は水が凍るくらいまで水温が下がることもあります。
とはいえ寒さで完全に枯れるわけでもなく、底の方に沈み『冬芽』を作ることができれば越冬ができて春にまた成長するようです。

マツモの特徴
- 浮かべるだけでも育つ
- 脇芽でどんどん増える
マツモの注意点
- 輸入物は農薬がついてることもあるので注意
- 光が不足すると葉が溶けるので、照明は使おう
マツモは数ある水草の中でも初心者向けとして使われることも多く、非常に扱いやすい水草です。水草選びに困ったら「とりあえずこれ!」的なノリで選んでも良いくらいです。
特に初心者の方、使いやすい水草としていかがでしょうか?