著者:長池涼太
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メダカ飼育に使える水草ってたくさんあります。その中からどれを使おうかは悩みますよね。その中でも「育てやすいのが良い」「枯れない水草が良い」という方にオススメしたいのがアヌビアスナナ。メダカ飼育を10年以上やっていますが、枯らしたことはほとんどないという優れものです。
アヌビアスナナの育て方・基本情報
水温 | 22~28℃(耐寒性はないので冬の屋外は無理) |
光量 | 強くなくても大丈夫 |
二酸化炭素の添加 | 不要 |
成長の早さ | 遅い |
育てやすさ | ほとんど枯れない |
これまでに扱ってきた水草の中では一番丈夫と言っても過言ではありません。色が派手だったり花を咲かせたりなどするわけではないので見た目は地味ですが、初心者でも扱いやすいですし10年近くアヌビアスナナを扱っていますが、水槽内では枯れたのはほとんど見たことがありません。
環境も極端な水温でなければ幅広く対応するので、メダカ飼育が問題なくできる環境ならアヌビアスナナも問題なく育ちます。
唯一枯れたのが冬の屋外。寒さには弱いようです。
今回紹介しているアヌビアスナナは実は種類がたくさんあり「アヌビアスナナゴールデン」「アヌビアスナナプチ」などがあります。基本的な育て方は同じで色や大きさが違うだけなので、お好みや水槽の大きさに合わせて選びましょう。ちなみに今回の記事はコンパクトなアヌビアスナナプチを用いています。
アヌビアスナナは切り分ければどんどん増える
アヌビアスナナを増やすのは意外とシンプルでトリミングすればOKです。伸びすぎたら切って、切った先を石などに括り付ければそれがまた成長します。
元のアヌビアスナナも新しく芽を出すのでむしろ増えすぎや伸びすぎに注意したほうが良いくらいです。
切り取ったアヌビアスナナは巻き糸などを使って石や流木にくくりつけて時間がたてば活着します。
上記の画像のように切ったアヌビアスナナは巻き糸を使って流木や石にくくりつけて活着させましょう(根が伸びて流木や石にくっつく)。活着するには2週間~1か月ほどかかります。
慣れるまではコツがいるのでめんどくさい場合は、最初から流木や石についた状態のアヌビアスナナを買うのもオススメです。
なお早く活着させたい方はアクアリウム用の接着剤を使うと楽です。
アヌビアスナナは光が少なくても育つ
水草を育てる際は専用の照明を使うことが必須なくらい光は重要です。一方でアヌビアスナナは照明を当てなくてもすぐに枯れることはありません。さすがに真っ暗やそれに近い環境では枯れてしまいますが、室内である程度光が入ったり電気がつく環境下であれば問題ないです。
アヌビアスは幅広い環境に対応するため成長はゆっくりながらよく増えます。水槽のスペースを占有するため定期的にトリミングして一部は部屋の端っこにビンに入れて置いていました。
半年ほど置いていましたが、ほとんど枯れることもなく状態を保っていました。
アヌビアスナナに照明を当てたとかはなく、部屋の電気のみ。同じ条件でマツモやアナカリスなどは枯れてしまったためアヌビアスナナの丈夫さを改めて実感しました。
特にアマゾンフロッグピットやオオサンショウモなどの浮き草は光がないとすぐに枯れてしまうため、水槽以外での保存には注意が必要です。
アヌビアスナナはコケがつきやすい
そんな育てやすいアヌビアスナナですが1つだけ欠点があります。それがコケがつきやすいこと。
同じ水槽にはスクリューバリスネリアやマツモ、ウィローモスといった水草もいますが、それらにはコケはつかずアヌビアスナナにのみコケがついていることが多いです。
葉がコケに覆われると光が当たらず、光合成が出来なくなってそのまま枯れてしまうこともあります。
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特にアヌビアスナナなどの成長がゆっくりな水草はコケが付きやすいので、たかがコケと侮らずにしっかり対策をしましょう。
コケが付きやすい主な原因は成長の遅さ。そこはどうしようもないため、まずは水質の管理や改善をしっかりしてコケが発生しづらい環境にすることが大切ですね。
まとめ
- アヌビアスナナは丈夫でめったに枯れない
- アヌビアスナナはメダカが生育できる環境なら問題なく育つ
- 増やすのも簡単でハサミで切り分ければそれぞれ成長していく
- 光が弱くても育つ
- 成長が遅いためコケがつきやすい。適宜除去しよう
メダカ飼育に使える水草はたくさんありますが、その中でもアヌビアスナナは丈夫で育てやすいです。
水草を簡単に育てたい方はアヌビアスナナを導入してみましょう。