ウォーターマッシュルームの育て方。増やし方、越冬も解説

ウォーターマッシュルーム

著者:りょうた

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ウォーターマッシュルーム
オススメ度
 (4.5)
りょうた
りょうた

丈夫で枯れにくい。日当たりさえ確保できればよく育ちます。初心者で水草選びに困ったらとりあえずこれと言っても良いくらい。

僕は室内だけでなく外にもメダカの水槽を置いています。室内と外で色々と違いが出てきますが、大きな違いの一つが扱う『水草

最近は屋外の水草を増やそうと思っていろいろ探してましたが、そんな中で入手したのが『ウォーターマッシュルーム(ウォーターコイン)』僕も最近メダカの屋外の水槽(ビオトープ)に導入しましたが今のところ良い感じに育っています。夏の暑さももろともせず順調に育つあたりは丈夫でかなり扱いやすい水草です。

今回はそんなウォーターマッシュルームについて、実際に水槽に入れたみた感じなどをまとめています。

ウォーターマッシュルームの概要

ウォーターマッシュルーム
ウォーターマッシュルーム

ウォーターマッシュルームは葉の形がコインに似ていることから、『ウォーターコイン』とも呼ばれており和名では『ウチワゼニクサ』とも呼ばれています。また、6月~10月にかけては白い花を咲かせます。

ウォーターマッシュルームの花
ウォーターマッシュルームの花。かなり小さいです。

一つ一つの花はかなり小さく1,2日で散りますが、ちゃんと育っていればたくさんの花を咲かせるので見逃すことはないと思います。

ウォーターマッシュルームの根
地下茎や根がたくさん

成長については葉が大きくなるだけでなく、『地下茎(ランナー)』が伸びることでどんどん新しい芽が出ます。よほど悪い環境でなければちゃんと成長するため、どんどん増えることが多いです。水槽を覆いつくしそうなどあまりに増える場合は、水草用のハサミなどでトリミングも定期的にしましょう。

今回の記事では屋外飼育(ビオトープ)に使う水草として紹介していますが、ウォーターマッシュルームは室内の水槽でも育成可能です。水中ではそこまで大きくならないので、室内か屋外かはお好みでも良いかもしれません。

ウォーターマッシュルームの増やし方

順調に育つとどんどん地下茎を伸ばしていくため鉢、土の中が地下茎でいっぱいになります。そのままだと根詰まりを起こすこともあるため、余裕があれば株分けなどもオススメです。僕の場合は地下茎を途中で切って先の方だけを別の鉢に株分けしました。

ウォーターマッシュルーム
ウォーターマッシュルームの芽(茎?)の先端をトリミングのハサミで切る。このとき写真のように値を含む形で切ろう。
ウォーターマッシュルーム
植え替え直後。切った芽の先端を植える

土は赤玉土と荒木田土を混ぜたものを使っています。この鉢は水槽に入れず、このまま通常の植物と同じように陸で育てました。ウォーターマッシュルームなどは本来、水中(水底)に根を張って茎や葉の一部が水面から出る『抽水植物』に分類されます。

水生植物のうち、水底に根を張り、茎の下部は水中にあるが、茎か葉の少なくとも一部が水上に突き出ているものをいう。挺水植物ともいう。ヨシ、ガマ、マコモ、コウホネなどのほか、アシカキのように伸びた茎が水面に浮んで匍匐する「半抽水植物」や、シオクグのように汽水域の潮間帯に生育する植物を含む。

抽水植物 環境用語集

抽水植物は乾燥に非常に弱いため今回のように陸で育てる場合は土が乾かないように注意しなければいけません。そのため原則は雨の日以外は毎日水やりをするようにしています。

りょうた
りょうた

1か月様子を見て思いましたが水をやりすぎて枯れるということはなさそうです。むしろ夏は日差しの強さで土が乾きやすいのでとにかく乾燥に注意ですね。

ウォーターマッシュルーム
植え替えから1か月後
ウォーターマッシュルーム
植え替えから3か月後。良い感じに成長しています。

逆に言えば水やりをしっかりやって日当たりの良いところに置けばしっかりと育ちます。なお寒さには弱いため、冬になったら水中に入れて越冬させました。

冬の3か月間、株全体が常時水中にある状態で越冬し4月撮影

他の水草同様、水面より上の葉は枯れてしまいましたが水中にあった葉はそこまで枯れず越冬できました。4月の撮影以降も、順調に生育しています。

ウォーターマッシュルームを屋外の水槽へ導入

丈夫で扱いやすい

ウォーターマッシュルームをビオトープに入れた

ウォーターマッシュルームを外のメダカ水槽(ビオトープ)に入れてみました。

室内の水槽でも育てることはできるそうですが、スペースなどの問題から外で。鉢に植え替えて、ウォーターマッシュルームの鉢の土は荒木田土をメインに少し赤玉土を混ぜました。

荒木田土

  • 田んぼの土に近く養分がたくさん含まれている
  • 通気性・排水性はあまり良くないので、赤玉土などと混ぜて使うのが一般的

赤玉土

  • 荒木田土と違い養分はほとんど含まないが通気性・排水性が良い
  • 園芸用の土としてもよく使われている

ここまでは順調に育っています。僕の場合は葉が水面から出るようにビオトープにおいて育てていますが、葉が完全に水に浸かる状態でも育つので、この辺はお好みで大丈夫です。

ビオトープにあるウォーターマッシュルーム

導入から2,3週間もすると花を咲かせるようになりました。葉や茎の数が多いので日陰のスペースが増えることで水温の急上昇を防いだり、特にメダカの稚魚には良い隠れ場所になりますね。

夏も水温30℃を超えても順調に育っているので丈夫です。

りょうた
りょうた

日当たりが良いぶんには問題ないです。

冬の寒さには弱い

11月のウォータークローバー
2021年11月初旬撮影。水面より上の葉の多くは枯れてきた。左にあるのはウォータークローバー。

ウォーターマッシュルームに限らず、多くの水草は寒さに弱いです。ウォーターマッシュルームも冬は水中の葉は残しつつ水面から上は枯れますが、根は冬の間は休眠して春にまた新しい芽を出します。

冬のウォーターマッシュルーム
2022年1月9日撮影。水メインより上の葉はすべて枯れ、水中に小さく葉が残っています。
春になったら再び水面から葉を出して成長します。

根の部分が水面より上だと寒さで完全に枯れてしまうので、特に冬の間の根は水中に常に浸かっている状態を保ちましょう

ウォーターマッシュルーム
4月撮影。まばらながら水面から新しい葉が出てきました

順調にいけば、3月~4月には新しい葉を水面から出して再び成長します。

ウォーターマッシュルームと土

ウォーターマッシュルームと赤玉土

ウォーターマッシュルームと赤玉土

赤玉土はそれ自体に養分は含まれていないですが、通気性の良さや多孔質といった性質からメダカビオトープや水生植物に用いられることもあります。ウォーターマッシュルームはそこまで肥料分を必要とするわけではないので、赤玉土でも問題なく育ちます。ただ、肥料のがあった方が育ちは良いのでしっかり育てたい方は水生植物の肥料や養分を含む荒木田土がオススメです。

ウォーターマッシュルームと日向土(軽石)

ウォーターマッシュルームと日向土

日向土はいわゆる軽石で赤玉土同様に養分を含まないですが、こちらも通気性の良さから用いられることもあります。赤玉土同様問題なく育ちますが、心なしか赤玉土よりは育つのがゆっくりな印象です。

ウォーターマッシュルームは土がなくても育てられる

ウォーターマッシュルームはこれまで育ててきた数ある水草の中でも特に育てやすく枯れません。

水槽、水中に植えるだけでなく観葉植物で土を使わずに育てることも可能です。

ウォーターマッシュルームが枯れる原因

ウォーターマッシュルームは数ある水生植物・水草の中でも丈夫な部類なので、日当たりなど環境に気を付けていれば枯れることはそうはないです。

とはいえ、以下の点には気を付けないと枯れる可能性があるので気を付けましょう。

  • 水を切らさない。根が常に水につかる状態だとより良い
  • 日光・光不足。屋外では昼間にちゃんと日が当たるところ、室内では日当たりのいい窓際に置きましょう
  • 冬の寒さ。だいたい10℃を切ると水面から上の部分は枯れます。陸で育てる場合は株が凍結しないように注意

ウォーターマッシュルームは初心者でも扱いやすい

記事のまとめ
  • ウォーターマッシュルームは葉が丸いのが特徴でウォーターコインと呼ばれることもある
  • 夏から秋にかけて小さな白い花が咲く
  • 室内、屋外(ビオトープ)どちらでも育つが、ビオトープに使われることが多い
  • 高水温から低水温まで適応できて丈夫。冬は水面から上は枯れるが休眠しているので、根が枯れなければ春にまた新芽を出して育つ
  • 地下茎で新しい芽や葉がどんどん出るので、地下茎をトリミングして別の鉢に植えるのもオススメ
ウォーターマッシュルームの評価
育てやすさ
 (4.5)
増やしやすさ
 (4)
耐寒性
 (2)
総合評価
 (4.5)

ウォーターマッシュルームも育てるうえで肥料など大きな制約はないため数ある水草の中でも育てやすい部類に入ります。そのためメダカ飼育初心者にも扱いやすい水草です。

屋外飼育は室内とはまた違った水草を扱うことになりますが、その中でもウォーターマッシュルームは丈夫で育てやすいという点でオススメです。

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