著者:りょうた
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最近メダカ水槽を見てると水槽内を泳ぎ回る微生物を見かけます。

調べてみたら「ケンミジンコ」というそうです。ミジンコの一種なようで実はメダカのエサになるミジンコとは別物だそうで基本的にメダカのエサになるわけでもないですが、初めて見る方にとっては「何これ⁉」と思うかもしれません。
メダカ水槽に発生することもあるケンミジンコについて今回は解説しました。ケンミジンコを知って、いざ発生しても慌てないようにしましょう。
微生物の正体はケンミジンコ
ケンミジンコは肉眼でもなんとか見えるくらいの大きさで、見た目は一般的なミジンコというよりはカブトガニみたいな見た目をです。

水槽を泳ぎ回っており、特に光を好む傾向があるのか照明や太陽の光が当たるような場所を泳いでいることが多いです。

ちなみに似たような微生物で「カイミジンコ」もいますが、カイミジンコは黒くて丸っぽい見た目に対し、ケンミジンコは細長く泳ぎが速いという違いがあります。
ケンミジンコのメダカや水槽への影響
メダカへの直接の悪影響はない
ケンミジンコ自体はメダカなどの他の生体を襲うなど被害を及ぼすことはなく、メダカ水槽に発生しても特段問題はありません。大量に発生すると水槽の景観が気になる可能性はありますが、少なくともうちの水槽ではそこまでのレベルで大量発生したことはありません。
ただしケンミジンコ自体は肉食性で他の微生物を食べてしまうことがあるため、例えばミドリムシやゾウリムシといったメダカの生餌がいる水槽で発生した場合は注意が必要です。
メダカのエサにはなりづらい
ミジンコというとメダカのエサになるイメージの方も多いと思いますが、今回紹介しているケンミジンコをメダカは積極的に食べません。他のサイト等見てるとメダカが食べたケースもありますが、うちの水槽ではメダカの目の前にケンミジンコが泳いでいても、特に見向きもしないことが多いです。
またカイミジンコもそうですが殻が固い点でメダカは食べづらいですし、加えて動きが早いためそもそもメダカが追いつけないことも多いです。
メダカにミジンコを食べさせたい場合は定番のタマミジンコや冷凍ミジンコがオススメです。
水質浄化に貢献(微力)
ケンミジンコは水槽内の微細な有機物・微生物をエサとして取り込むため、目に見えないゴミや残餌の分解を助けてくれます。そのため水質の悪化を抑える効果があり、メダカにとっても健康的な環境づくりに貢献します。
ただし微生物ということでケンミジンコだけでは効果も大きくないですし、水槽をキレイに保つのも難しいです。普段の水替えなどのメンテナンスも欠かさないようにしましょう。
まとめ
- メダカ水槽に発生した微生物の名前はケンミジンコ
- ケンミジンコ自体はメダカを捕食など目立った悪影響はない
- ミジンコとはあるがタマミジンコなどメダカが食べるミジンコとは別の種類
- 基本的にメダカは積極的に捕食はしない
メダカ水槽に見覚えのない生物がいると一瞬慌てますが、今回のケンミジンコに関しては特に心配する必要はありません。あまり気にし過ぎず、メダカ飼育に専念しましょう。
ケンミジンコのFAQ
- ケンミジンコはメダカに害はありませんか?
- 基本的には無害で、むしろメリットが多い存在です。 メダカが食べきれない場合も、水槽の掃除屋として働いてくれます。
- どうやって水槽に発生しますか?
- 屋外のバケツ飼育などで自然に入り込むことが多く、水草などに付着して持ち込まれる場合もあります。
- 見た目が気になるときはどうすれば?
- 水替えを定期的に行い、光を抑えることで増殖を抑えることが可能です。