著者:長池涼太
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これからメダカ飼育を始めたい、もしくは最近メダカ飼育を始めた人にとってはメダカ飼育で「何が必要か?」と思うこともあるかもしれません。
今回の記事ではメダカ飼育で必須なものからあると便利なものまで様々なツールを紹介しています。この記事を見てツールをそろえればすぐにメダカ飼育が始められます。
メダカ飼育で必須なもの
まずはメダカ飼育で必須級のものをまとめています。これらがないとメダカ飼育が成り立ちづらいかもしれません。
生体。メダカやメダカと混泳できる生体
まずはメダカなど生体がいないと始まりません。
メダカ飼育なのでメダカは必須としてメダカと一緒に飼える、相性のいい生体もいます。
- ミナミヌマエビ
- ヤマトヌマエビ
- 石巻貝
- タニシ
これらの生体はメダカと一緒に飼う生体としてもポピュラーで、実際数年~10年以上一緒に飼っていてもケンカなどしないので相性も問題ないです。
水槽。生体の数や部屋の広さに応じた水槽を
水槽も大きさや形などに応じていろんな種類があります。メダカを入れる数に関してはだいたい「1リットルにつき1~2匹」が目安とされているためメダカの数と水槽の容量を見極めながら水槽を選びましょう。
これからメダカ飼育を始める方は、水槽にろ過装置や底砂などメダカ飼育に使うグッズが一通りセットになって売られている場合もあるので、そういうのを買うと楽です。
エサ。生育段階に応じて使い分けるとより良い
メダカが生きるのにエサは必須ですね。メダカのエサも生育段階や品種に応じて様々な種類があります。
クロメダカやヒメダカなどよくいるタイプのメダカであれば通常のエサに加えて
- 稚魚用
- 繁殖・産卵用
- 冬仕様の消化のいいエサ
まで準備できるといい感じです。
水質調整剤・カルキ抜き:水道水をそのまま使うのはNG
水槽の水は汚れた水を交換したり、蒸発で水が減った際に水を補給する必要があります。その際に水道水をそのまま使うと水道水にふくまれるカルキ(塩素)でメダカが死んでしまうことがあります。
そのようなことがないように水槽に入れる水はあらかじめカルキを抜いておくことが必須です。最近はカルキ抜きの効果に加えてメダカに栄養を補給する効果や産卵を促進する成分がふくまれている商品も増えているので、そういうのを使えば一石二鳥ですね。
ホースなどの排水用品+バケツ
水槽の水は時間がたつと汚れてきます。そのままにしておくと汚れた水でメダカが死んでしまうこともあるため、定期的に新しい水と交換する必要があります。そんなときに水槽の用のポンプがあれば楽に水換えができます。
なお水換えの頻度は環境などにもよるため一概には言えませんが、うちの水槽では
- 春~秋は2~3週間に1回
- 冬は1か月に1回
としています。ただし蒸発による水の減りが多かったりコケが発生するなどで水の汚れが進行していると思われる場合は多少頻度を増やしたりするなど臨機応変に対応しています。
水槽台。ただの棚では重さに耐えきれない
金魚鉢くらいのサイズなら水槽台はなくても大丈夫ですが、水槽の水の量が数リットルを超えてくると水槽台も必須になってきます。特に水を10リットル以上入れて、石や底砂など必要なものを水槽に入れた状態では水槽のトータルの重さは数十キロにもなるため非常に重くなります。
並みの棚などでは重さに耐えきれないので、特に大きめの水槽を設置したい場合はサイズに合わせた水槽台を必ず導入しましょう。
メダカ飼育で基本的にあったほうが良いもの
以下で紹介しているものはなくてもメダカ飼育は成り立ちますが、基本的にほとんどの人は使っているものです。
照明。水草の光合成や昼の夜のメリハリに
水槽用の照明は水草の光合成の促進やメダカの生活リズムを整えるように光の強さや色味が調整されています。部屋の明かりだけでは光が弱すぎるため、水槽用の照明も設置するのがオススメです。
水槽の大きさによって適切な照明も異なってくるので、水槽の大きさに応じて選びましょう。
ろ過装置。水質の維持に
僕のメダカ水槽では実は5,6年はろ過装置は使っていません。その間メダカの死亡率が上がったなどもないためろ過装置は最悪なくてもメダカ飼育は成り立つこともあります。
ただし、ろ過装置は水槽内の汚れを取ったり水質の浄化などの効果もあるため特に初心者はむしろ必須です。うちの水槽では適宜水槽内のごみを取り除いたり定期的な水換えを徹底しているためろ過装置がなくても成り立っていますが、仕事で忙しいなどでそこまで時間を割けない方は何かしらのろ過装置は入れておきましょう。
水草。光合成による酸素供給や生体の隠れ場所などに
水草はなくてもメダカ飼育は一応成り立ちますが、水草のメリットは以下のように実は意外とあります。
- メダカの隠れ場所になる
- 水質浄化の効果がある
- 光合成により酸素を供給する
- メダカの産卵場所になる
特にメダカが産卵するときは水草に卵を産み付けることも多いので、メダカを確実に繁殖させたい場合は水草は必須になります。
卵が孵化した後も水草は稚魚の隠れ場所になります。そのままだと大人のメダカに食べられてしまうこともあるので…。
ハサミやピンセット。水草のトリミングやゴミの回収に
ハサミやピンセットもあると何かと便利です。特に伸びすぎた水草をトリミングしたり、枯れた水草の破片など水槽内の細かいゴミを回収する際に重宝します。
長めのものだと底まで届いて使いやすいです。
あったらメダカ飼育が効率的になるもの
なくてもメダカ飼育は成り立ちますが、繁殖などこだわりたい方はあると便利なものをまとめています。
水温計。水温を把握してメダカの生活リズムの調整
メダカは水温が高ければ活動的になりエサもたくさん食べますし、逆に水温が低ければ動きが鈍くなりエサもあまり食べなくなります。そのため水温を知ることはメダカの体調を知ることにもつながります。
室内であれば極端に水温が変化することは少ないですが、水温を把握しておくことで細かいエサの量の調整や産卵のタイミングも把握しやすいです。水温計でメダカ飼育の効率を上げましょう。
ヒーター・ファンなどの水温調節の器具。年間通して適切な水温を保つ
水温はメダカ飼育においてポイントになりますが、特に夏と冬は室内でも気を付けないと水温が大きく上がったり下がったりしてしまうため対策が必要な場合があります。
夏であれば水温の上がり過ぎを防ぐためにファン、冬は水温を維持するためにヒーターがあると便利です。通常冬は寒くてメダカがも産卵をしなくなるため、特に年中メダカを繁殖させたい場合はヒーターは必須です。
土管などのアクセサリー。生体の隠れ場所に
あくまでオプション的な立ち位置になりますが、水槽内のスペースに余裕があれば土管などのアクセサリーを導入するのも良いです。水槽内の景観が華やかになったり生体の隠れ場所にもなります。
特にメダカの稚魚や稚エビなどは隠れ場所がないと他の生体に食べられてしまうリスクもあるため隠れ場所が必須です。
水質検査キット。水質を把握して生体の死亡を防ぐ
ある程度メダカ飼育に慣れてきたら水質を把握しておくのもオススメです。pHだけ手軽に測るものから硝酸など細かい項目までチェックできる試験紙まで様々です。
使い方としては一定時間水につけてから色の変化で水質を判断するというシンプルなものなので、ポイントさえ押さえれば初心者でも使いやすいです。水質は見てわかるものでもないため、メダカが死なないか不安な方は試験紙を活用して水質の悪化の早期発見に努めましょう。
屋外(ビオトープ)のメダカ飼育で必要なもの
屋外ならでは物のを紹介しています。室内にはない屋外ならではのポイントがあります。
睡蓮鉢(外向けの水槽)
屋外でメダカ飼育をする場合は室内のようなガラス水槽を使うことはあまりありません。一番の理由は風で飛んできた石などによって割れたり長時間温度変化や日光にさらされることでガラスが劣化しやすいことですね。
その点、屋外で使うことを想定している睡蓮鉢などは外特有の大きな温度変化や直射日光にも耐えるため、屋外では睡蓮鉢を使うのが一般的です。
水草(屋外向けの種類もある)
屋外でも室内と変わらず水草は使いますが、屋外向けの水草(水生植物)もあります。種類によってはかなり大きくなり室内では少し扱いづらいのもあり屋外だと扱いやすいのもあります。
主な種類では、
- ナガバオモダカ
- ウォーターバコパ
- ウォーターマッシュルーム
- スイレン
などがあります。いずれも初心者でも扱いやすいので水槽の大きさや好みによって使い分けましょう。
すだれなど日除けのツール
屋外のメダカ飼育でネックなのは「水温の変化」。特に夏は日光が当たる時間が長いと水温が40℃に達することがあります。そのため、夏場はすだれなどで日光を遮る工夫も必要になります。
特に外の水槽が日当たりの良いところにある際はよしずなどによる対策をしたり、可能であれば水槽の場所を移動するなどしましょう。
まとめ
- メダカ飼育で必須なのは「生体」「水槽」「エサ」「水質調整剤(カルキ抜き)」「水換えのホース・バケツ」「水槽台」
- 照明、ろ過装置、水草、ハサミ・ピンセットも基本あった方がいい
- 水温系、ヒーター・ファン、土管などのアクセサリー、水質検査の試験紙もオススメ
- 屋外の場合は室内で使うガラス水槽はわれる危険があるため、睡蓮鉢が適している
今回はメダカ飼育に必要なものを紹介しました。ぜひ必要なものをそろえて楽しいメダカライフを始めましょう!