メダカ飼育は、手軽に始められる癒しの趣味として多くの人に親しまれています。特に、繁殖に挑戦することで、より深い楽しみを感じることができます。この記事では、メダカの基本情報や飼育方法、繁殖のコツを詳しく解説し、あなたのメダカライフを充実させるための情報をお届けします。
この記事を読むと分かること
メダカは、初心者でも扱いやすい魚です。まずはその特性を理解し、正しい飼育方法を学ぶことが大切です。これから、メダカについて詳しく見ていきましょう。
メダカは日本の淡水魚で、特に家庭での飼育が人気です。体長は約3〜5センチメートルで、寿命は約3〜5年です。多様な色合いや模様があり、観賞用としても愛されています。繁殖は容易で、春から夏にかけて卵を産む習性があります。飼育に関しては、温度が安定した水槽が必要で、日光や水質管理に注意を払うことが求められます。メダカは、ストレスに弱い生き物なので、混泳する生体の選定も重要です。正しい知識を持つことで、メダカの健康を保ち、繁殖を楽しむことができるでしょう。
メダカは日本の淡水魚で全長は約3〜5センチメートルほどの小さな魚です。水質に適応力が高く、比較的低温でも生存可能なため、初心者でも飼育しやすい生き物です。自然界では、川や池などの淡水域に生息しており、藻類や微生物を食べることで生活しています。
うちでは屋外でもメダカ飼育をしていますが、水温0~30℃くらいまで耐えました。
またメダカは卵を産む際には水草の間に卵を産みつけるため、飼育環境に水草を用意することが重要です。さらにメダカは混泳が可能な種類が多く、同じ環境で他の生体と共存することもできます。これらの特性を理解することで、メダカ飼育がより楽しく、充実したものになるでしょう。
メダカには多くの種類があり、それぞれに特徴があります。代表的なものに原種の黒メダカや理科の教科書に載っている黄色のヒメダカ。加えて青メダカ、白メダカなどがあり、色や模様が異なります。初めて飼う場合は、まずは一般的な黒メダカやヒメダカを選ぶと良いでしょう。
これらの種類は丈夫で繁殖もしやすく、初心者に最適です。選ぶ際には、健康な個体を選ぶことが重要です。体の色つやや泳ぎ方をチェックし、元気なメダカを見つけましょう。
メダカの飼育方法には、まず適切な環境を整えることが大切です。水槽は清潔に保ち、ろ過装置を使って水質を管理します。また、水温やpHバランスもメダカの健康に影響を与えるため、注意が必要です。さらに、エサとしては専用のフードを選ぶことが推奨されており、過剰な餌やりは避けるようにしましょう。定期的な水替えも忘れずに行うことで、メダカのストレスを減らし、健康を維持することができます。
メダカの繁殖を成功させるためには、雄と雌の選別が重要です。一般的に、雌は卵を持っていることが多いので、繁殖に適した個体を見つけることが求められます。また、繁殖用の水槽を用意し、適切な水温や照明を確保することで、卵を孵化させやすくなります。卵が孵化した後は、稚魚の成長を見守りながら、しっかりとした飼育環境を提供することが成功のコツです。
メダカを飼育する際には、彼らが快適に過ごせる環境を整えることが非常に重要です。正しい飼育環境を作ることで、メダカが健康に育ち、繁殖もスムーズに進むでしょう。ここでは、初心者でも簡単にできる飼育環境の整え方をご紹介します。
まずメダカの飼育には適切な水温が欠かせません。一般的には20℃から28℃が理想的です。ただし冬の屋外で水温が0℃くらいまで下がっても生存するので対応できる水温の幅はかなり広いです。水質は弱アルカリ性が好ましく、pH値は6.5~7.5に保つと良いでしょう。また水換えは定期的に行い、清潔な環境を維持しましょう。
水換え用のホースがあると便利。
さらに、メダカは水草を好むため、アナカリスやマツモなどの水草を入れることをおすすめします。これにより、隠れ家を提供し、ストレスを軽減することができます。
次に飼育容器の選び方も大切です。水槽は大きめのものだと複数のメダカを飼うことができ、混泳も楽しめます。また水量が多い方が水質の変化も緩やかなのでかえってメダカ飼育の難易度もかえって下がったりします。
エアレーションやフィルターを使用して、水の循環を良くすることも忘れないでください。これで、メダカが心地よく過ごせる環境が整います。
メダカを飼育する際、最も重要なのが水質管理です。特に飼育環境を整えるためには、適切な器具の選定が欠かせません。初心者でも簡単に理解できる基本を押さえて、メダカが快適に過ごせる環境を整えましょう。
急激な温度変化を避けるためにヒーターやクーラーを使用するのが良いでしょう。また、濾過器を設置することで水の清浄度を保つことができます。これにより、メダカが健康に成長しやすくなります。
次にエアレーションも重要です。エアポンプを使って水中に酸素を供給することで、メダカが元気に泳ぎ回ることができます。さらに、底砂や水草を用いることで、生態系を整えるとともに、メダカのストレス軽減にも寄与します。これらの器具を適切に組み合わせることで、メダカにとって理想的な環境を作り出すことができるでしょう。環境を整えることで、メダカの繁殖もスムーズに進むことが期待されます。
メダカの餌は主にフレークタイプ、粒タイプ、冷凍の餌などがあります。フレークタイプは、栄養バランスが良く、手軽に与えられるため、初心者におすすめです。一方、粒タイプは水中で崩れにくく、餌が水面に浮かぶため、食べやすい特徴があります。また、冷凍の餌は高タンパクで、メダカの繁殖を促進する効果があります。特に繁殖期には、冷凍赤虫やミジンコなどを与えることで、卵の質を向上させることが期待できます。
餌を与える際は、1回に与える量を考慮し、5分以内に食べ切れる量を目安にしましょう。過剰に与えると水質が悪化し、メダカの健康に悪影響を及ぼす可能性があります。餌の種類を変えることで、栄養素のバランスを整え、メダカの成長や繁殖をサポートできます。飼育環境に応じた餌の選び方が、メダカ飼育の成功への第一歩です。
メダカの繁殖は、適切な環境と条件を整えることがカギとなります。まず、繁殖を行うためには、オスとメスのメダカを用意する必要があります。オスとメスはヒレの形で見分けることができます。また繁殖期は春から夏にかけてです。
次に、産卵用の水草などを用意することが重要です。メダカは水草の間に卵を産む習性があるため、しっかりとした隠れ家を提供してあげることで、卵が安全に育ちやすくなります。さらに、卵が孵化するまでの間は、環境を清潔に保つことが大切です。水質を定期的にチェックし、必要に応じて水を交換することで、メダカの健康を守ることができます。
水草は産卵場所になるし、他にもメダカの隠れ場所、水質浄化などメリットが多いです。
このように、メダカの繁殖にはいくつかのステップがありますが、基本を押さえれば初心者でも成功することが可能です。繁殖の過程を楽しみながら、自信を持ってメダカ飼育を続けていきましょう。
メダカを飼育する際、繁殖を成功させるためにはいくつかの重要な条件があります。特に環境や水質、食事が大きな影響を与えるため、これらを適切に管理することが欠かせません。初心者でも取り組みやすいメダカの繁殖方法を理解することで、より楽しいアクアリウムライフを実現できます。
まず水温はメダカの繁殖にとって重要です。20~28℃が適温とされ、温度が安定していることが求められます。水温が低いと繁殖しなくなるので、繁殖にこだわる場合は水温の維持もポイントです。
また、繁殖期には栄養価の高い餌を与えることが大切です。繁殖用に特化した餌もあるので活用しましょう。また、ブラインシュリンプなどのような生きた餌は栄養価も高く効果的です。
さらに、繁殖が行いやすい環境を整えるためには、稚魚や卵が隠れる場所を作るために、水草を用意することも効果的です。これらの条件を整えれば、メダカの繁殖に成功しやすくなります。
メダカの繁殖は春から夏にかけて活発になります。卵は水草に付着させることが多く、自然環境下では水温や光の条件が育成に影響を与えます。卵が産み付けられたら、約2週間前後で孵化しますが、孵化率を高めるためには水質管理が必要です。また、卵が腐らないように、清潔な環境を維持することも忘れずに行いましょう。このように、基本的な知識を押さえることで、メダカの繁殖を成功に導くことができます。
また、大人のメダカが卵を食べてしまうこともあるので、可能であれば卵は別の水槽に隔離するのも一つの手です。
まず繁殖がうまくいかない原因として水質や水温が挙げられます。メダカは環境に敏感な生き物ですので、適切な水温を保ちましょう。水質が悪化すると卵が腐ってしまったり、稚魚が育たなかったりすることがあります。また、餌の与え方にも注意が必要です。栄養のバランスが取れた餌を選び、適量を与えることが、繁殖成功のカギとなります。さらに、メダカ同士の相性も重要です。オスとメスを適切に選び、ストレスを感じさせない環境を整えることで、より良い結果につながります。
またメダカの数が少ないとそもそも雄か雌どちらかしかいないこともありえます。メダカは雌雄はヒレの形で区別できますので、両方がいることを確実に確認しておきましょう。
メダカと混泳させる生体を選ぶ際には、まず相性を考慮することが重要です。一般的には、同じ水質や温度を好む生体を選ぶと良いでしょう。例えばミナミヌマエビやタニシなど、温和で小型の生体はメダカとの相性が良好です。また、混泳させる魚のサイズも注意が必要です。メダカよりも大きな魚と一緒にすると、ストレスを感じたり、捕食される危険性が高まります。
さらに、混泳する生体が持つ性格や習性も考慮することが大切です。攻撃的な性格の魚とは避けるべきで、平和的な性格を持つ生体を選ぶことで、メダカが安心して泳げる環境を作ることができます。適切な生体を選ぶことで、メダカ飼育がより楽しく、ストレスの少ないものになるでしょう。
メダカの飼育は、初心者でも楽しめる魅力的な趣味です。飼育を始めれば、繁殖にも挑戦できるようになりますが、相性の良い生体を知っておくことが成功の鍵となります。
メダカと混泳させる際には、相性を考慮することが重要です。まず同じ水温や水質を好む生体を選ぶことが基本です。例えばタニシやミナミヌマエビはメダカと相性が良く、一緒に飼うことで水槽内のバランスを保ちやすくなります。
また小型の魚や温和な性格を持つ生体もおすすめです。具体的には、コリドラスやグッピーも良いですね。
特にミナミヌマエビやタニシとメダカの相性はバツグンです。
混泳を考える際は、相手のサイズや性格も考慮しましょう。メダカよりも大きい魚や、攻撃的な性格を持つ生体は避けるべきです。水槽のスペースを確保し、各生体が快適に過ごせる環境を整えることが、成功する秘訣です。このように、相性を考えた生体選びをすることで、メダカ飼育がより楽しくなるでしょう。
メダカは、その美しい姿と繁殖のしやすさから多くの人に愛されています。しかし、混泳に関しては注意が必要です。適切な相手を選ぶことで、メダカのストレスを減らし、健康的な環境を提供できます。ここでは、混泳のポイントやアドバイスを紹介します。
まずメダカと混泳させる生体は、性格やサイズを考慮することが重要です。メダカはおとなしい性格ですが、攻撃的な魚や大きな魚とは相性が悪いです。例えば、グッピーやネオンテトラといった小型の熱帯魚は良い相手です。逆に、金魚や大きな魚と混泳させるとメダカがストレスを受けたり食べられたりすることがあります。
また混泳を行う際は、十分なスペースと隠れ場所を確保することが大切です。これは、メダカが安心して過ごせる環境を提供するためです。隠れ場所は流木や水草を利用することが効果的です。
水質や水温の管理も忘れずに行いましょう。これらのポイントを押さえることで、メダカと他の生体が仲良く共存できる環境を作ることができます。
メダカの飼育は、初心者でも始めやすい点が魅力です。水槽の設置や水質管理、餌やりのタイミングなど、基本的なことを押さえれば誰でも楽しむことができます。また、メダカの色や形、行動を観察することで、日々の疲れを忘れさせてくれる存在になるでしょう。さらに、繁殖に挑戦することで、成功体験を得られ、自信もついてきます。こうした体験が、心の安らぎをもたらし、日常生活にも良い影響を与えることが期待できます。メダカ飼育を通じて、癒しと活力を得ることができるのです。
水槽の中で優雅に泳ぐメダカは、見る者を癒す存在です。観察しているだけでストレスを軽減し、心のリフレッシュ効果をもたらします。また、飼育の過程でメダカの生態や飼い方について学ぶことは、新たな知識を得る機会にもなります。例えば餌の種類や水質管理、日照条件などを研究することで、メダカをより健康に育てることができます。さらに、繁殖に挑戦することで、成功体験を得ることができ、自己肯定感も高まります。こうした経験が、仕事や日常生活にポジティブな影響を与えるのです。
このように、メダカ飼育は心を豊かにしてくれるだけでなく、生活の質を向上させる手段ともなります。自分のペースで楽しみながら、メダカの世界に触れることができるのは、特に魅力的です。是非、あなたもこのリフレッシュ効果を体験してみてください。
メダカ飼育は、リラックスできる癒しの時間を提供してくれますが、忙しい日常の中で他の趣味とも組み合わせることで、さらに充実した時間を得られます。例えば週末にジムで体を動かした後、カフェでメダカの飼育や繁殖に関する本を読んだり、スマホでDIYアクアリウムの動画を視聴するのも良いでしょう。これにより、身体と心の両方がリフレッシュされ、効果的にストレスを解消できます。
また、SNSを活用してメダカ飼育の情報を共有することも一つの楽しみです。InstagramやFacebookで同じ趣味を持つ仲間とつながり、育成のコツや繁殖の成功体験を交換し合うことで、モチベーションの向上にもつながります。メダカ飼育を通じて得た知識や経験を、他の趣味と融合させることで、より豊かなライフスタイルを実現できるでしょう。
うちでは部屋に観葉植物も置き育てています。
メダカを飼うことで得られる最も大きなものは、心の癒しです。仕事や日常の疲れを和らげるため、彼らの泳ぐ姿を楽しむことができます。また、繁殖に成功すれば、生命の誕生を間近で見ることができ、特別な感動を味わえるでしょう。さらに、メダカの飼育を通じて、魚の生態や環境管理についての知識も増えます。これにより、今後のアクアリウムに関するスキルを向上させ、自信を持って飼育を続けることができます。
混泳させる生体の選定や、繁殖方法を学ぶことも大切です。これにより、より良い飼育環境を整え、メダカの健康と成長を促進することができます。メダカ飼育を通じて得られる知識や経験は、あなたの生活に豊かさをもたらし、心の安らぎを提供します。
メダカを飼うことにより、日常生活においてさまざまなメリットがあります。まず、メダカの観察は癒しの時間を提供してくれます。色とりどりのメダカが泳ぐ姿を見ていると、心が穏やかになります。また、飼育を通じて自然環境や生態系についての理解が深まり、生物への関心も高まるでしょう。
さらに、繁殖に挑戦することで、新たな達成感を得ることができます。卵が孵化し、稚魚が成長する過程を見ると、自信がつき、自己成長を実感できるでしょう。こうした経験は、仕事や他の趣味にも良い影響を与え、全体的な生活の質が向上することが期待できます。メダカ飼育を通じて、心の余裕を持ち、日々の生活に活かしていきましょう。
メダカを飼育することで、日々のストレスを軽減し、心の安らぎを得ることができます。例えば、繁殖に挑戦することで、卵から孵った子メダカを育てる喜びや、新しい仲間を迎える楽しみがあります。また、メダカの混泳に適した生体を探すことで、アクアリウム全体が活気づきより魅力的な空間を作ることができます。
将来的には、メダカの繁殖技術を向上させることで、より多くの個体を育てることが可能になります。また、他の生体との混泳を楽しむことで、飼育環境に変化を加え、より豊かな水槽を作ることができるでしょう。このように、メダカ飼育の楽しみは無限大です。初めての方でも、丁寧に育てることで自信がつき、仕事や日常生活にも良い影響を与えることでしょう。
]]>メダカの飼育を始めたばかりの方にとって、水槽のメンテナンスは悩みの種です。特にフンやエサの残りを効率よく取り除くには、専用のスポイトがあると非常に便利です。
そこで注目されているのが、GEXおそうじラクラククリーナースポイト。
この製品はメダカなどの小型魚の飼育者向けに開発されており、手軽に水槽の掃除ができます。水槽の掃除に最適なアイテムとして、実際に使ってみた体感などをもとにクリーナースポイトのの魅力と注意点を詳しくご紹介します。
クリーナースポイトは最大で30mlの容量があり口も大きいので、水に加えて底に沈んだゴミなども一緒に吸い出すことができます。エサの食べ残しや枯れた水草などが底に沈んでいることがありますが、これらは放置すると腐敗し水質を悪化させる要因にもなるので、できれば早めに除去するのが望ましいです。
汚れが溜まってくると水が濁るなどの変化が見られます。
今回紹介のクリーナースポイトは28cmもの長さがあり、だいたいの水槽の底まで届きます。そのため水槽の底のゴミなどを吸い出す際も手を濡らさずに使える点は良いですね。
今回のようなスポイトを使っていると、どんどんスポイトの内部が汚れてきます。放っておくと見栄えが悪くなったり、劣化が早まることもあるのでできれば掃除もしておきたいところです。
水槽で使うスポイトは分解などができないものも多いですが、クリーナースポイトは分解が可能です。
透明な部分は外からでも見ますが、指で押す部分(画像の水色の部分)は普段は中が見えないためいつのまにか汚れが溜まっていることもあります。
クリーナースポイトの内部は細長かったり、狭かったりで掃除をしようにも素手では難しいです。そんなときはフィルターなどの掃除に使うブラシもあるのでそれを使うとしっかり掃除ができます。
スポイト内の汚れはそこまで頑固なものではないので軽くこすれば簡単に落とせます。
内部の掃除をちゃんとすることでスポイトとしてのパフォーマンスを維持したり、劣化を防ぐなどのメリットがあります。
クリーナースポイトは30mlの容量がありかつ大型のため、少しの力でたくさんの水を吸い出せます。この点がメリットである一方、少量だけ吸い出すのは力加減等が難しいです。
小さめの水槽(個人的な体感は5~6リットル以下)だと水を吸い出し過ぎてしまうこともあるかもしれません。このような小型水槽はクリーナースポイトよりも数mlの容量の小型のスポイト・ピペットの方が向いています。
ただし慣れれば小型の水槽でも難なく使えるので、メダカの扱い等に慣れている方であればあまり気にしなくてもいいかも。
GEXのクリーナースポイトは少量の水換えや水槽内のゴミ、エサの食べ残しを吸い出すことに使えて水槽内の環境を保つのに使えるツールです。
水槽内の環境を保つのはメダカ飼育において必須です。クリーナースポイトを使って日頃の水槽内の環境をしっかり整えましょう。
メダカの飼育において水質管理は命に関わる重要なポイントです。特に水換えの際に便利なポンプを使うことで、飼育初心者でも安心して水換え・メンテナンスが可能になります。
そこで今回は、「プロホースエクストラ 」というアイテムをご紹介します。この商品は、水槽の底にたまった汚れを吸い出しながら、水換えができる高性能なポンプです。
メダカ水槽の水換えでお悩みの方に向けて、実際に使用した口コミや特徴を詳しく解説します。なおプロホースエクストラは水槽の大きさに応じてS、M、Lの3種類がありますが今回の記事では「M」を念頭にした記事になっています。
メダカなどの生体を入れていると水槽の水はどんどん汚れてきます。生体が出すフンやエサの食べ残しなどが主な原因です。水を換えずに放置していると水質が悪くなり、生体が死ぬことにもつながります。
その際に水を排出するポンプと排出した水を貯めるバケツは必須です。
なお、排出した水槽の水は室内の観葉植物や庭の植物の水やりに使っています。
他の種類の水換え用のホースも使ったことはありますが、プロホースエクストラが良いのはちょっとの力で水換えができる点。
他のホースだと水換えの際に意外と力を要しますが、プロホースエクストラだと上記の動画のように指の力だけで水換えができます。
メダカ水槽の水換えは水はもちろん、水槽内・底砂内のゴミも一緒に吸い出すのが理想です。田砂、ソイルなどの底砂の中にはメダカなど各種生体のフンが溜まっていることが多いですから。
プロホースエクストラはホースの途中に弁のようなものがあるので、万が一メダカなどの生体や水草を吸いこみそうになっても大丈夫です。細かいゴミだけがホースを伝って吸い出されるので、余分なものを吸い込む心配はないです。
特に砂やソイルなど粒が小さいものだと、底砂も一緒に舞うので底砂内のゴミを吸い出しやすいです。
水換えの時は水槽の水をバケツに入れることが多いですが、その際にホースの位置を間違えるとバケツから水がこぼれてしまうことがあります。その点で、プロホースエクストラはホースの途中にバケツに固定(引っかける)ためのクリップがついています。
付属のクリップを使用すれば、ホースをバケツの縁にしっかり固定できます。両手が空くため、ホースのずれや水こぼれの心配がありません。特に水量の調整や底床掃除に集中したいときに便利で、作業の効率が大幅にアップします。
プロホースエクストラは購入時袋に梱包されており、各部品がバラバラの状態で入っています。そのため使うには組み立てる必要があります。
初めての方にはやや手間に感じるかもしれません。組み立てると言ってもドライバーなどの器具の準備は必要なく、各部品をはめ込むなどすれば完成します。取扱説明書を見ながら進めれば10分程度で完了しますし、一度組み立てればその後はスムーズに使用可能です。
全長がやや長いため、ホースの質感も固めなためあまり折りたたむこともできず、収納場所が限られる家庭ではスペース確保が必要です。細長いホース部分をどう収納するかが課題となる場合もあります。ただし、吊るす収納などの工夫をすれば十分対応可能です。
元々使っていたのは下記のポンプ。プロホースエクストラと比べると簡易的なものでした。
生体や水草を吸い込む心配がないと先述しましたが、吸引力があるためメダカの稚魚や稚エビを誤って吸い込んでしまうことがあります。使用時にはノズルの位置や周囲に稚魚などの小さい生体がいないかの確認を徹底し、必要に応じて網などでガードする対策が必要です。
下記の動画のミナミヌマエビの稚エビも水換えの際に誤って巻き込んでしまったもので、その後無事回収しました。
なお稚魚などを吸い込んだとしても死ぬわけではないですが、バケツなどに入った稚魚を回収するのは意外と面倒なので、できるかぎり吸い込まないように気をつけましょう。
水換えの観点では稚魚や稚エビは別の水槽で飼育した方が良さそうです。
メダカ飼育において定期的な水換えは必須です。
プロホースエクストラは、メダカの水換えに適したポンプであり、水の吸引力・底床掃除のしやすさ・作業の効率性の3点で優れています。初心者でも使いやすく、定期的なメンテナンスが簡単になるため、飼育環境の改善に貢献します。ただし、組み立てや保管にやや工夫が必要なので、使用前には取扱説明書を確認し、安全に使うことが大切です。
プロホースエクストラMは45~60cm水槽向けです。それより小さめの水槽の方はプロホースエクストラSがオススメです。
メダカ飼育もある程度慣れてくると、メダカが産卵して稚魚が生まれます。
実はメダカ飼育はこの稚魚の飼育が意外とコツが必要だったりします。水質の変化により敏感だったり、大人のメダカと同じエサは食べれないなど気をつかうポイントも出てきます。
特にエサは重要でメダカの稚魚の一番多い死因が餓死とも言われています。そのためメダカの稚魚の育成にはエサ選びも重要になってきます。今回の記事ではそんなメダカの稚魚のエサにオススメな微生物の素を紹介しています。
微生物の素は粉末状のエサで、メダカの稚魚などのエサになるのはもちろん水中の微生物のエサにもなり、微生物を増やす効果もあります。容器(袋)は他の一般的なメダカのエサより一回り小さいです。
見た目・色はきな粉みたいで、匂いも臭いというほどではないですが独特の匂いがします。
ちなみに一般的なメダカのエサと違い、微生物のエサはホームセンターなどで売っているのは見たことがなく現状はAmazonなどネット経由の購入が主流みたいです。
特にメダカの稚魚の育成に関しては「エサ」が重要になってきます。メダカの稚魚の死因でも「餓死」が一番多いと言われており、その点でエサは重要です。またエサも通常の粒状やフレーク状のエサだと大きすぎて稚魚が食べれない(口に入らない)ので、エサの選定にも気をつかいます。
その点では微生物の素のような粉末状であれば粒が非常に細かく稚魚でも食べることができます。
微生物の素という名の通り水中の微生物を増やす効果もあります。
ゾウリムシやインフゾリアの活性化で健康的な水槽環境を実現! ゾウリムシやインフゾリアは、稚魚や針子が生きていくうえで重要な天然の餌。本商品を使用することで水槽内の微生物が活性化し、自然な食物連鎖を形成します。針子の餌としてインフゾリアを増やし、メダカや金魚の健康維持に役立ちます。ゾウリムシやミジンコの培養にも適しており、飼育水のバランスを整える効果も期待できます。
O-O-(オーオー) 微生物の素 シュリンプの餌 10g
特にメダカ飼育上級者になるとメダカのエサになる微生物すら自分で培養・繁殖させる方もいるそうなので、微生物の素ってメダカのエサから微生物のエサまで用途が幅広いです。
微生物の素はメダカの稚魚のエサになりますが、同時に水中の微生物のエサにもなります。適量使っていれば特に問題ないですが、入れ過ぎると水中の微生物が増えたり、水が濁ってしまった等の例はあります。
微生物のエサに限った話でもないですが、エサは適量を守りましょう。
一般的にメダカのエサは「2,3分食べきれる量」みたいな形で適量が書いてあることが多いです。微生物の素に関しては60cm水槽に対して2~3日で耳かき1さじ程度という他のエサにはあまりない記述があります。
耳かき1さじということで他のエサに比べると1回に与える量はかなり少ないです。
うちのメダカ稚魚の水槽ではこの画像くらいの量を1日2回与えていますが、正直水は少し濁り気味な感じはあります。ちなみにうちの水槽では微生物の素を与えつつ、液体のエサであるめだか稚魚のためのウォーターフードも併用しています。
屋外の水槽・ビオトープで微生物の素を与える際は風に注意しましょう。粉末のためちょっとの風でも飛ばされやすくエサを与えづらいときもあります。風のないタイミングを見計らって与えましょう。
ただ屋外は微生物も発生しやすいため、微生物の素もメダカのエサ以外にも水中の微生物を増やす効果もより期待できます。
今回は特にメダカの稚魚向けのエサとして微生物の素を紹介しました。
メダカの稚魚は餓死が死因のトップになるくらい、特にエサやりがポイントになります。微生物の素をでメダカの稚魚を着実に育てましょう。
メダカのエサはたくさん種類があります。いろんなエサを見たい方は以下の記事へ。
メダカ飼育に慣れてくるとメダカは産卵して稚魚が孵化します。
メダカの稚魚の飼育は実は大人のメダカと比べるとちょっと難しいところがあります。特に稚魚の死因で多いのが「餓死」ということで、それだけエサが重要になってきます。
メダカの稚魚にはどんなエサを与えればいいのか?そんな悩みを解決するのが、液体のエサでもある「ウォーターフード」。今回の記事ではそんなメダカの稚魚の心強い味方ウォーターフードの使用感などを検証しました。
「ウォーターフード」という名の通り液体のエサというのが大きな特徴です。これまでにもメダカのエサは紹介していますが、多くのエサはフレーク状、粒状、粉末状のものです。
大人のメダカであれば形状は好みでも大丈夫ですが、稚魚はあまり粒が大きいと稚魚が食べることはできません。そのためメダカの稚魚はエサを与えるとすれば粉末状やそれに近いくらい粒が小さいものが多いですが、やはりエサを与えすぎて水を汚してしまうことも多々あります。
一方でメダカの稚魚の死因のトップが「餓死」であることを考えるとしっかりエサやりもしなければいけません。エサの与えすぎは水を汚しますが、かといって少なすぎると餓死のリスクがあります。
メダカの稚魚の死因に関しては以下の記事でも解説しています。
そこで液体のエサであればメダカや稚魚に必要な栄養素を含んだうえで適量が分かりやすいですし、水質改善の成分やバクテリアを含み水を汚すことも少ないのでメダカの稚魚の育成にはうってつけです。
先述のようにメダカの稚魚は通常の大人のメダカと同じようなフレーク状、粒状のエサは食べるのが難しいです。そのため粉末状もしくは液体のエサが望ましいです。
このほかゾウリムシなど生餌も良いですね。
そんな中で液体は定められた量を水槽に入れるだけなので、他のエサほど量は気をつかわなくてよく適量もわかりやすいです。
ちなみにうちではウォーターフードと粉末状のエサを併用しています。粉末のエサは微生物の素を使っています。
メダカのエサをどれくらい与えればいいかというと「2,3分で食べきる量」といった感じで具体的に「○g」みたいな記載をされていることはほとんどありません。慣れていればどれくらいの量を与えればいいかは感覚でわかりますが初心者だとそうもいきませんよね。
これもウォーターフードの場合は「10ℓに対し3ml」と表記されているのでこれを基準に調整すれば大丈夫です。
また他のエサと比べてもウォーターフードは入れ過ぎたことによる弊害も少ないため、多少多く入れても問題ないです。量の調整もキャップ1杯が「6ml」とされているので、例えばキャップ半分の量を入れれば3mlになります。
6ml、3mlと1度に与える量は少量で入れる際の調整は少し難しそうに思えますが、注ぎ口が非常に小さいので量の調整もしやすいのはありがたいです。
普通に使っている分にはさほど気になりませんが、匂いを嗅ぐと臭いです。くれぐれもこぼしたり開けっ放しにしないように注意しましょう。
水槽に入れる分には特に匂いは気にならないので、開けっ放ししなかったり適量を使っていればこの点はあまり問題はないです。
メダカのエサはホームセンターなどでも売っていますが、だいたいは数十グラム~100グラム越えの量で値段は高くても500円前後のものが多いです。メダカの数にもよりますが、1度買えば数か月はもちます。
一方でウォーターフードに関しては1本120mlのですが、1日1回3ml使うと考えても1か月ちょっとで使い切ってしまいます。値段も1本で700円くらいはするので、一般的なメダカのエサと比べるとどうしても割高な感は否めないです。
そのためコスパが唯一の課題というところです。
メダカの稚魚の期間は餓死が死因でトップクラスなだけにエサやりは特に気をつかいます。エサやり次第で稚魚の飼育・生育が成功すると言っても過言ではありません。
そんなメダカの稚魚飼育における重要なえさとしてウォーターフードも活用してみましょう。
他のエサもご検討の方は以下の記事でまとめています。
メダカ飼育をしている人の中にはミナミヌマエビやヤマトヌマエビといったエビ類を混泳させている方も多いと思います。
生体を飼育するにはエサが必須になりますが、エビ類は環境によってはエサを与えなくても大丈夫な場合もあります。一方で観賞魚系のお店に行けばエビ用のエサも売ってたりします。
エビのエサは必須ではないけどあったらあったで良いと思うので、エビのエサもどんなものか検証しました。なお今回の検証はイトスイコメットエビの主食を使いました。
ホームセンターや観賞魚専門店、Amazon・楽天などでエビ用のエサを探すとメダカ用のエサほどの数はありませんがいくつかあります。エビ用のエサは値段が種類によって大きく異なり、高いものだと1つで1,000円前後するエサもあります。
基本的に値段が高いほど栄養分が充実しているなどもありますが、かといって安いから質が悪いわけでもありません。元々エビ類はエサを与えなくても、水槽内に発生したコケやメダカなどが食べ残したエサを食べます。そのため、エサを与えなくても死なないですが、エビ用のエサも与えておくことでエビにとっては良い栄養源になりますし、エビ用のエサはエビ仕様に栄養バランスが調整されています。
以下の画像はミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビがエビ用のエサを食べているようです。なお、食べているエサは、キョーリンのひかりヌマエビです。
エビ用のエサはエビがつまむのにちょうどいい大きさになっており、エサを持ちながら移動するエビの姿が見られます。ミナミヌマエビは1粒のエサを2,3匹が一緒に食べる様子も見られます。
今回はエビのエサの中でも特に「イトスイコメットエビの主食」に焦点を当てました。細かい良しあしや特徴は種類によりますが、大まかな使用感は他のエビのエサでもある程度同じことが言えます。
エビに限らず多くの観賞魚生体は繁殖・産卵をするにあたってそれ相応の栄養が必要になります。エビ類はエサを与えなくても水槽内のコケを食べますが、エビ用のエサを与えることでさらなる栄養補給にもなります。
その結果、エビの繁殖がはかどることもあります。特にミナミヌマエビは水槽内での繁殖も容易です。
メダカは水面に浮いたエサを食べますが、エビは逆にこういった水面に浮いたエサは食べづらいです。普段食べるのも水槽の壁面についたコケやそこに落ちている水草やメダカのエサの食べ残しなどです。
エビ用のエサはメダカ用のエサと比べると粒が大きく、一定時間たつとすぐに沈むようになっています。底に沈むことでメダカよりもエビの方がエサを食べやすくなります。
メダカ用のエサは細かい粒や粉状のものが多く、しばらくは水面に浮いたままです。一方でエビ用のエサは粒がメダカのエサより大きめのものが多く与えるとメダカのエサより早めに沈みます。
今回検証したコメットエビの主食の場合、数あるエビ用のエサの中でも粒は小さい方のためエビに与えようとしてもしばらくは水面を浮いたままです。その間にメダカが突っついたりたまにメダカがそのまま食べてしまうことがあるため、せっかくエビに与えたエサなのにエビの分のエサが少なくなってしまうこともあります。
エビ用のエサはメダカ用のエサと比べると沈みやすいのですが、その沈むまでの間にメダカに食べられることも実はあります。
粒が大きいのでメダカも食べづらそうではありますが、たまにそのまま食べて飲み込んでしまう場合もあります。メダカが食べても特に害はないですが、エビの分のエサが減ることにもなるのでメダカもいる場合はちょっと多めに与えたりなどちょっと工夫が必要そうです。
今回検証に使ったコメット エビの主食は粒が小さめなのもあります。別に「キョーリンひかりヌマエビ」というエビ用のエサもあり、こちらは粒が一回り大きいのでメダカが食べることはほぼなかったです。
メダカに食べられるのが不安な人がコチラがオススメ。
エビの飼育を始めたばかりの方にとって、どのようなエサを選べばよいかは悩ましい問題です。エビは食べ残しが水質悪化につながるため、食べきれる量・形状・栄養バランスが整ったエサを選ぶことが大切です。
また、沈下性のエサであれば、水面で食べられずに困ることも少なくなります。初めての飼育では「与えやすさ」と「食べやすさ」の両立がポイントです。適切なエサ選びが、エビの健康維持と飼育の楽しさにつながります。
エビはメダカ用のエサやエサの食べ残しを食べることもありますが、メダカ用のエサはあくまでメダカ仕様の栄養バランスになっています。エビはエビでメダカと必要な栄養が微妙に異なります。そのためメダカエビの健康を維持するためには、エサの質が非常に重要です。良質なたんぱく質やカルシウムを含んだ専用エサを与えることで、殻の形成や脱皮不全のリスクを抑えることができます。
またエサの粒が小さすぎると水に溶けやすく、水質悪化の原因にもなるため、沈みやすく型崩れしにくいエサを選びましょう。日々の観察と栄養バランスのとることが、エビの元気な姿を保つ秘訣です。健康に気を配る方ほど、エサ選びにはしっかりこだわりましょう。
エビ用のエサはなくてもエビは育てることは可能ですが、特に初心者はエビ用のエサも用いたほうが確実にエビが育ったり繁殖もします。
メダカだけでなくエビもしっかり育てたい方はまずエサの観点からアプローチしてみましょう。
最近「グロッソスティグマ」という水草を導入しました。
最適な環境がメダカの飼育環境に近く育てやすかったり、上手く育てると緑のじゅうたんを形成するなど水槽の景観もぐっと良くなります。
今回の記事ではグロッソスティグマの基本的な特徴、育て方から中級者以上に向けて緑のじゅうたんを作るポイントを解説しました。
育てやすさ | 単に育てるだけなら育てやすいが、緑のじゅうたんを作りなどレイアウトもこだわる場合は、少し難易度が上がる |
水温 | 15~30℃ |
pH | 弱酸性~中性 |
二酸化炭素の添加 | なくても育つが、あった方が成長が早い |
光量 | 強めの光が望ましい。特に屋外は日当たりがいいところが良い |
底砂 | ソイルが望ましい。ビオトープでは赤玉土でも生育可 |
成長速度 | 二酸化炭素や強い光の下では特に成長が早い |
耐寒性 | 寒さに弱い。特に冬の屋外では枯れることが多い(深いところにあれば越冬可) |
温度やpHはメダカとあまり変わらないですが、グロッソスティグマの特徴としては二酸化炭素の添加と強い光がポイントです。二酸化炭素は添加しなくても育ちますが、強めの光は必須です。
また、上ではなく横に這うように伸びるのも特徴です。いわゆる「緑のじゅうたん」を作り、水槽内で上手く育つとレイアウトが非常にキレイになります。
緑のじゅうたんを作る水草としては他に「ニューラージパールグラス」があります。育て方はグロッソスティグマにかなり近いので、どちらにするかは好みですね。
グロッソスティグマは成長が早い水草で、特に強い光や二酸化炭素を添加された環境だとより成長速度が早くなります。数日もあれば成長したのが目で見えるくらいに分かります。屋外ビオトープにも導入し、1か月もすると鉢全体に這うような形で芽が伸びていきました。
下記の画像を左右にスワイプすると、ビフォーアフターの比較ができます。
なお今回記事を書くにあたってはビオトープをメインにしつつ、室内でもグロッソスティグマを一部植えて育成しました。植えてから1か月で下記の画像のように成長しました。
下記の画像を左右にスワイプすると、ビフォーアフターの比較ができます。
室内の目に見えて横に伸びているのは分かりますが、屋外と比べると日光などの強い光が入らないため成長が少し鈍った感じはありますが。成長の早さを重視する場合は強い光が確保しやすい屋外ビオトープの方が良いかもしれません。
水温やpHなどグロッソスティグマに適している生育環境はメダカとほぼ同じなので、メダカが問題なく育つような環境であればグロッソスティグマも問題なく育つことが多いです。
ある程度生い茂ってくると、葉がメダカなどの生体の隠れ場所になる点も良いですね。
グロッソスティグマは育成の際に強めの光が必要ですが、同時にそのような環境はコケが発生しやすいです。そのため、グロッソスティグマが順調に育つと、気がつけばコケが付着していることも多々あります。
特に屋外ビオトープの場合は日光など強めの光も入りやすいので、なおさらコケが発生しやすいです。うちのビオトープではコケの中でも特に「アオミドロ」に毎年手を焼いていますが、後回しにすると除去するのがかなり面倒になるのでアオミドロを筆頭にコケの除去は早めにやっておく方が良いです。
グロッソスティグマは他の水草と比較すると、成長速度は早い部類です。そのため環境が合えばどんどん成長し、数日目を離しただけであらぬ方向に成長しているなんてこともあります。
特に水槽のレイアウトにこだわる人は定期的なトリミングが必須になるので、定期的に成長具合を観察して伸びすぎと思ったらその都度トリミングをしましょう。
室内水槽 | 屋外ビオトープ | |
---|---|---|
温度 | ||
光量 | ||
二酸化炭素添加 | ||
水質管理 | ||
越冬 | ||
コケ・害虫 |
グロッソスティグマは室内・屋外どちらでも生育可能です。ただし、水温・水質などの管理の観点で言うと、特に初心者は室内水槽の方が無難です。ある程度慣れて気温や光量など環境要因の感覚も掴んでいる場合は、屋外でも問題ありません。
グロッソスティグマは育てやすく、上手く育てば緑のじゅうたんを形成しレイアウト的にも非常にキレイな見た目になります。
メダカとの相性はもちろん、水槽の景観・レイアウトにこだわりたい方はグロッソスティグマで緑のじゅうたんを作ってみましょう。
他の水草も気になる方は以下の記事をご参考に。
メダカ飼育では汚れた水を取りかえるのに「水換え」をする場面が定期的にあります。その際新しい水は水道水をそのまま入れると水道水に含まれる塩素(カルキ)でメダカなどの生体がやられてしまうことがあります。
それを防ぐために水換えのときは「カルキ抜き」を使うのが一般的ですが、種類によってはミネラルなどカルキ抜きプラスαの成分がふくまれていてメダカ飼育にも良い影響が出ます。
今回の記事はGEXの「メダカ元気はぐくむ水づくり」を念頭にメダカ飼育におけるカルキ抜きについて解説しました。
メダカ飼育において「水換え」というのは必ずやります。水槽の水は時間がたつごとに汚れてくるので新しい水と換える。もしくは何もしなくても蒸発で多少水が減るのでその分の水を補充する(足し水)などがあります。
ここでの注意点が水道水をそのまま水槽に入れると、水道水に含まれるカルキ(塩素)によってメダカなどの生体が死んでしまうことがあります。
カルキの成分である塩素は魚のエラや体表のぬめり(粘膜)を刺激します。
【プロが実践する】水道水の正しいカルキ抜きの方法とは!要する時間などを解説!|東京アクアガーデン
また、魚が生活している飼育水にはバクテリアが住んでいますが、塩素は殺菌効果があるので飼育水の水質を大きく乱します。
もちろん人間が水道水を飲むには無害ですが、メダカなどの観賞魚にとっては毒なんですね。そのため水換えなどで水道水を使う際はカルキ抜きのを使って水道水のカルキを抜いてから水槽に入れなければいけません。
カルキ抜きは種類がたくさんありますが、カルキを抜く+αの効果を期待したい方は今回紹介するメダカ元気はぐくむ水づくりがオススメです。
今回はカルキ抜きを水道水に入れることでカルキを抜くことを念頭に置いていますが、水道水に何も入れなくても含まれているカルキは抜くことはできます。
たとえば水道水を10~20分煮沸したり、水道水を容器に入れて屋外なら半日、屋内なら2~3日放置することでカルキは抜けます。ただし、煮沸した場合は冷ます手間があったり、放置する場合もかなり時間がかかります。特に煮沸に関しては水換えのたびにガス代(IHの場合は電気代)がかかりますからね。
その点、カルキ抜きは即効性があるので水道水に入れればその瞬間にカルキが抜けて、すぐに水換えに使えます。
メダカ元気はぐくむ水づくりはカルキを抜く以外の効果もあります。その一つが産卵の促進。「キトサン」という成分がふくまれていることによるものです。
キトサンはカニの殻などに含まれる天然由来の成分。ヒラメやフグなどの養殖産業で使われている成分です。その目的は生存率の向上や成長率の向上、病原微生物に対しての効果を狙うもので、大学機関からもその効果検証が発表されています。
ジェックスラボラトリーではそのキトサンがメダカに対してどのような効果をもたらすか、の研究を行いました。(中略)
メダカ飼育者にとって最も関心の高い「産卵」について。複数回試験を重ねたその合計の産卵数は約6倍、という差がつきました。メダカの産卵は水温・日照とともに、その健康状態が大きく影響します。水槽で飼育するメダカがいつでも元気にいるためには、「水の栄養」は欠かせません。そしてそれは、水道水には含まれません。
【メダカ】健康で産卵しやすい自然に近い環境を|GEX
ジェックスラボラトリーの実験によると、通常のカルキを使った時に比べてメダカ元気はぐくむ水づくりを使った時は産卵数が6倍になったとのことです。
メダカは産卵させること自体はそこまで難しくないのですが、たくさん産卵させようと思うと光量や水温などいろんな環境の要素に気を配らなければいけません。そしてそのなかで「水」も当然重要で、カルキ抜きも少なからずかかわると考えられます。
10年以上メダカ飼育をした中での体感ですが、コケなどが発生して水が汚れてきたような状態だと産卵数が減る印象はあるのでそれだけ水質は産卵において重要な要素なんでしょう。
メダカ元気はぐくむ水づくりの場合、使う量は水道水2リットルに対して1ml~2mlとごく少量です。こんなわずかな量を普通に計量するのは難しいですが、実はフタが軽量カップの役割も果たしています。
とはいえ量はわずかなので、注ぎ入れるのが難しければ小型のスポイト・ピペットを使いましょう。
使っていく中で大きな不満点はないですが、強いて言えばうちの場合、水換えは2リットルのペットボトルを用いるため、メダカ元気はぐくむ水づくりの1回の使用1~2mlと少量になることが多いです。
この1~2mlを正確に測り取れれば良いですが、慣れるまでは難しく時にはちょっと多めに入れてしまうこともあります。その分、思ったより早く使い切ってしまう可能性もあるため使い方次第ではコスパがどうかなと思うことはあります。
この点は先述の小型のスポイト・ピペットを使えば少量を図り取ることもできますし、メダカ元気はぐくむ水づくりは詰め替え用も出ているので、最初の購入の際に詰め替え用も合わせて買っておくとコスパの問題も解決します。
詰め替え用も一緒に買っておくと長期的に使えて便利です。
水換えを定期的にやる関係でメダカのカルキ抜きも定期的にやらなければいけません。定期的にやる作業だからこそちょっとでも楽にやりたい。
そんな時にメダカ元気 はぐくむ水づくりなどのカルキ抜きを使って、手軽に水道水のカルキ抜き、水換えをしましょう。
メダカなどの観賞魚を飼育しているとどうしても水質が悪くなってきてしまいます。水質の改善・浄化はメダカ飼育において必須ですが、そこで使えるツールの一つが『PSB』。
水質浄化をしてくれる光合成細菌(バクテリア)がふくまれてたり、メダカに必要な栄養分が入っているなどメダカに対する良い影響がたくさんあります。今回の記事ではPSBをいれることによるこうかやPSBがオススメな人などについて解説しました。
PSBとは光合成細菌のことで、太陽の光を利用して有機物や無機物を分解する微生物です。
河川や湖、沼、排水口などあらゆる場所に生息しています。
光合成を行う細菌(バクテリア)を総称して光合成細菌と呼びますが、一般的にメダカ飼育用に販売されているPSBは「紅色非硫黄細菌」という種類です。
PSBは、水中のアンモニアや硫化水素などを分解して水質を浄化し、PSB自体が動物性プランクトンや魚のエサになります。
加えて、PSBの分泌物には水草の成長を促進する効果があります。
メダカに使うPSBを徹底解説 培養方法や与え方、メリット・デメリットを紹介 | 観賞魚用品専門店 | 和香(なごやか)
メダカ用品として売られているPSBには光合成細菌が含まれており、アンモニアや亜硝酸といった有害な物質を分解して水質の浄化をします。水槽の水が汚れるときはアンモニアや亜硝酸が増えていることが多いので、こういった有害物資を分解してくれるのは良いですね。このほかメダカなどのエサになる栄養分が含まれていたり、水草の栄養にもなったりとPSB一つで様々な効果があります。
PSBにはアミノ酸やビタミンなどメダカに必要な栄養素も含まれています。PSBは液体なのでメダカのエラや皮膚から栄養分が吸収されます。特にメダカの稚魚は通常のエサだと粒が大きく食べれないので、PSBのような液体でエサになるものは確実に稚魚の成長につながるので良いですね。
以下の記事でも解説していますが、メダカの稚魚は特にエサやり関係がポイント。
PSBを使ったことによる悪影響はほぼないですが、デメリットを強いて挙げれば匂いがかなり臭いことですね。PSBの中身は赤い液体ですが、匂いを嗅ぐと硫黄のような匂いがします。
ボトルのフタをあけっぱしにすれば当然匂いはもれますので、開けっ放しにしたりこぼさないように気をつけましょう。保管も可能なら冷暗所や水槽台の収納スペースを上手く使いましょう。
ちゃんとふたを閉めて保管すれば匂いは気にならないです。
水質改善の道具全般に言えることですが、PSBも添加した日や翌日に一気に水質が改善するわけではありません。麦飯石など他と同じく水質が目に見えて改善するのは早くても数日はかかることが多いです。
水質改善・浄化はPSB添加などやるべきことをやって気長に待ちましょう。
PSBはたんぱく質やビタミンなど各種栄養素も含んでいます。当然メダカも少なからずPSBから栄養が摂取できますし、特に稚魚・稚エビの段階だとエサやりに苦労することもあるので、PSBのような液体の形でのエサならより確実に栄養補給ができます。
特にメダカの稚魚の死亡原因としては餓死も多いため、エサやりには気をつけたいところですし、せっかく産卵、孵化しても稚魚が生きていけなければもったいないですからね。
メダカ飼育初心者が特に気をつかうのが水質で、水質次第でメダカなどの生体がどれだけ生きるかが決まります。水草を入れたり、定期的に水換えをするなどできることもありますがこれらは作業が多少大がかりになることもあります。
その点、PSBであれば少量を水槽に入れるだけなのですぐにできます。まずはPSBで手軽に水質管理・維持をしましょう。
メダカなどの観賞魚を飼っていると定期的な水換えが必須です。水換えをしないと水質がどんどん悪化して生体が全滅なんてこともあり得ますから。
ただ水換えってポンプやバケツを使うなど意外と手間や時間がかかります。そのため何かの合間にやるというのが難しく、特に仕事などで忙しい人にとってはいかに水換えの頻度を減らすかもポイントになるかもしれません。
その点では、PSBを使うことで多少なりとも水換えの頻度を減らすことも可能です。
PSBは水槽の水に転嫁することで水質を改善したり、PSB自体がメダカのエサになるなどのメリットがあります。匂いが臭いためそこに注意は必要ですが、PSBを添加することによる効果は高いです。PSBを使ってメダカ水槽の環境を整えましょう。
メダカ飼育をしていて欠かせないことに一つが「水質管理」。メダカなどの生体の健康や生死にも関わる話で、水質管理次第でメダカ飼育が上手くいくかどうかが決まると言っても過言ではありません。
何もしないと水質は悪化していくので、いかにして水質を浄化していくかがカギになります。そんな水質浄化のツールとして有効なのは「麦飯石」。石ですが入れるだけで水質を浄化し、メダカ飼育の環境を改善してくれます。
今回は麦飯石について解説しました。メダカ飼育、特に水質にこだわりたい方はぜひ麦飯石も活用してみましょう。
麦飯石の一番の効果は何といっても水質浄化。麦飯石の表面は多孔質構造になっており、水中の有害物質を吸着したり、そこにバクテリアが住み着くことで水質の浄化につながります。また、麦飯石からはミネラルも溶出するため、それもメダカなどの生体にとっては良いですね。
麦飯石は大きさが様々で小粒なものから手のひらサイズ、それ以上まで様々です。
大きいものは水質浄化はもちろんですが、水槽の景観を整える点でもいいですね。そんな中で小粒な麦飯石もあり、底砂としても活用できます。
ソイルも水質浄化の効果はありますが、それ以上に水草の育成に使われることが多いです。麦飯石は数ある底砂の中でも「水質浄化」に特化してるので、とにかく水質にこだわりたい方は水槽の底砂は麦飯石がベストですね。
麦飯石がもとになってメダカなどの生体が死んだ等の話はほとんど聞かないため、基本的に麦飯石の導入はオススメです。ただ、悪影響とはまではいかずとも麦飯石を使うにあたっての注意点があるので解説します。
麦飯石はいきなり水槽で入れるのではなく、入れる前に水洗いをしましょう。水洗いするとわかりますが、水が白く濁ります。メダカに必ずしも悪影響があるわけではないですが水槽の景観に影響は出るので、濁りがなくなるまで洗いましょう。
麦飯石は水質の浄化・改善に効果はありますが、入れてすぐ効果があるわけでもありません。水質浄化自体も目に見えるものではないですが、例えば水の濁りを取るのも早くても数日はかかります。
そのため入れた翌日とかに水がキレイになることにはあまり期待せずに、ある程度気長に待ちましょう。また水質を浄化したり、濁りを取る方法は他にもあるため複数の方法・ツールを組み合わせとより効果的ですし、多少即効性も出てきます。
麦飯石に限らず、特に水質浄化のツールは総じて即効性がなく数日はかかるものが多いため気長に待ちましょう。
麦飯石の水質浄化などの効果は永久に続くわけではなく、大きさや種類にもよりますが長くて数か月(半年くらい)とされています。これは多孔質である麦飯石の表面に汚れなどが溜まり目詰まりしたような状態になり、水中の汚れなどを吸着できなくなるためです。
洗うことで多少効果が戻ることもありますが、基本的には時間がたつほど効果は落ちます。底砂として使っている場合は取り替えるのが大変なのでそのままでも良いですが、水槽に飾る形で置いている場合は水質浄化の効果を得たい場合は半年に1度は取り換えるのがオススメです。
水質浄化の効果は落ちますが、かといって大きな害もあるわけではないので効果は低いと割り切ってそのまま置いたままでも大丈夫です。
メダカ水槽の水質浄化と言えば麦飯石、と言い切ってもいいくらい麦飯石は定番です。水槽の水質が気になる方は麦飯石を導入して水をキレイにして、メダカ飼育を安定させましょう。