著者:長池涼太
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メダカのオスとメスの見分けかたって知っていますか?
メダカを飼育して繁殖させようとしても、オスとメスの両方がいなければ繁殖することはできません。そんなときに、メダカのオスとメスの見分け方を知る必要があります。
をポイントにメダカのオスとメスの見分け方をまとめました。
メダカのオスとメスはヒレで見分ける
メダカのオスとメスを見分けるするためにどこを見ればいいかというとヒレに注目しましょう!特に背ビレ、腹ビレ、尻ビレ。慣れればメダカのオスとメスの違いは簡単にわかります。
今回の記事はクロメダカを例に説明していますが、白メダカや青メダカも同じ方法でオスかメスかは区別できます。
メダカのオスとメスのヒレの違い
結論から言うと、
この3か所を見比べれば、メダカのオスとメスは区別ができます。
背ビレの切れこみがあるかないか
- 背ビレに切れこみがあれば、オス
- 切れこみがなければ、メス
まずは背中にある背ビレの切れこみ。背ビレに切れこみがあるとオスです。メスの背びれは切れこみがありません。
メスの背ビレは、オスと同じ形・同じ大きさですが切れこみはありません。目が慣れるまで見分けるのは少し難しいですが、慣れればすぐにわかります。
尻ビレの形が四角形(長方形)か三角形っぽいか
- 尻ビレが四角形で大きければ、オス
- 尻ビレが小さく三角形みたいなら、メス
尻ビレは慣れないと少し難しいです。
メスの尻ビレも同じ四角形ですが、オスの尻ビレの方がはっきりとした四角形でメスより大きいです。ちなみにメスの尻ビレは、
見比べるとオスより尻ビレが小さいのがわかります。あとメスの尻ビレは三角形っぽいですね。特に夜などゆったり動いている時に見てもらえるとわかりやすいです。
繫殖期に腹ビレが黒くなるか黒くならないか
- 繫殖期(4月~10月頃)に腹ビレが黒くなればオス
- 繫殖期もふくめて、腹びれの色が変わらなければメス
3つ目が尻ビレの隣にある小さな腹ビレ。繫殖期(だいたい春~秋)は、オスだけ腹ビレが黒くなります。メスも腹ビレはありますが、黒くならないので繫殖期は腹ビレでオスメスを見分けることができます。
やたらとメスの周りをオスが泳いでいることもあります。
いわゆる求愛行動ってやつです。
ヒカリ体型、ダルマメダカなどの特殊なメダカの区別
ここまではメダカの中でも一般的な『クロメダカ』のオスとメスの区別の仕方でした。メダカの中には少し太ったような体型が特徴的な『ダルマメダカ』、背ビレと尻ビレが同じ形をしている『ヒカリメダカ』という特殊な体系をしたメダカもいます。
ダルマメダカはここまで紹介したクロメダカと同じく、背ビレ、腹ビレ、尻ビレの3か所でオスメスの区別ができます。ヒカリメダカは、ヒレの形がクロメダカとは異なってくるためオスメスの区別の仕方も異なります。ヒカリメダカのオスとメスの区別の仕方は、コチラのサイトが参考になります
お店はメダカのオスメス指定は不可
最近のメダカはペットショップ、ホームセンターはもちろんネット上での購入も可能です。購入するときの注意点が、ほとんどの店はメダカのオスメスの指定ができないこと。そのため店員にすくってもらう場合は、ある程度まとまった数のメダカを購入することをオススメします。
ネットで購入する場合は、ほとんどの場合10匹や20匹などまとまった数で売っているので、オスメスの偏りは心配する必要はないです。改良品種をされて少し値段が高いメダカはオスとメスをペアで売ってる場合もあります。
オスとメスの選別や調整をしよう
オスとメスのどちらかしかいない状態だと、メダカは繁殖ができません。10匹などまとまった数がいれば、オスとメスのどちらかに極端に数が偏ることはそうはないです。とはいえ万が一偏ったときは、複数の水槽間で上手くオスとメスの数を調整する必要も出てきます。メダカを他の水槽に移す際は乱暴に扱うとメダカに傷がついてしまうので、専用のネットなどを使ってメダカを移すようにしましょう。
ちなみにオスとメスの比率としては、オス1に対しメス2だと繁殖しやすいとのこと。
特にオスの方が多いとメスをめぐってケンカになりやすいとか。
メダカのオスとメスの区別はヒレに注目
性別 | 腹ビレ | 背ビレ | 尻ビレ |
---|---|---|---|
メダカのオス | 繁殖期に黒くなる | 切れ込みがある | 四角形で大きい |
メダカのメス | 変化なし | 切れ込みがない | 三角形で小さい |
主にヒレに注目してメダカのオスメスの見分け方を確認しました。まとめると、
- 背ビレの切れこみの有無
- 尻ビレの大きさ、形
- 腹ビレが黒くなるかならないか
この3点でメダカのオスとメスを見分けることはできます。メダカに限りませんが、やはり生物で寿命がある以上は繁殖しないと今いる個体もいずれ全滅してしまいます。繁殖の仕方であったり、繁殖を効率よくするのにオスメスの見分け方も知っておきましょう。
ここが大丈夫なら、次は卵を孵化させて、稚魚を育てていきましょう!