メダカビオトープの虫一覧!メダカや水草への影響と対策を解説

メダカビオトープの虫一覧!メダカや水草への影響と対策を解説

著者:りょうた

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屋外でメダカビオトープを管理していると、植物や水面に引き寄せられてさまざまな虫がやってきます。中にはメダカや水草に害を与えるもの、逆に益虫として働いてくれるものもいます。この記事では、ビオトープ周辺でよく見かける代表的な虫を、特徴・メダカへの影響・対策の3点からまとめました。

ビオトープに虫が集まる理由

ビオトープは水・植物・日当たりが揃った小さな生態系です。水辺の湿度や水草の茂みは昆虫にとって格好の休息場所・産卵場所になり、屋外に設置している以上、虫が寄ってくること自体は自然な現象です。まずは「どんな虫が来るのか」「放置して良いか、対策が必要か」を種類ごとに整理していきましょう。

ビオトープのまわりで見られる虫・生き物

害虫

バッタ

ショウリョウバッタ
ショウリョウバッタ
オンブバッタ
オンブバッタ。基本的に緑色ですが環境に応じて色が変わることもあります。
オンブバッタ
オンブバッタ

水草やビオトープ周辺の草むらに生息し、葉を食害することがあります。メダカ自体に直接害はありませんが、水生植物や浮き草の葉がボロボロになるケースが見られます。

対策は周辺の雑草をこまめに刈り込み、隠れ場所を減らすのが基本です。数が多い場合は防虫ネットで植栽エリアを覆う方法も有効です。

アブラムシ

アブラムシ
アブラムシ

ビオトープに浮かべたホテイアオイやアナカリスなどの水草につくことがある小型の吸汁性害虫です。メダカへの直接的な害はほぼありませんが、大量発生すると水草が弱り、水質悪化の一因になる場合があります。

対策はアブラムシが発生した葉を早めに取り除く、水草を導入する前によく洗浄・チェックする、といった予防が基本です。殺虫剤はメダカに影響するリスクがあるため、ビオトープ周辺では使用を避け、手作業での除去がおすすめです。また、アブラムシを水面に落とすとメダカが食べる場合もあります。

トンボ(成虫)・ヤゴ(幼虫)

トンボ
ヤゴ
ヤゴ。ビオトープ内で見かけたらすぐに外に出そう。

トンボ(成虫)はメダカに無害どころか、蚊などの害虫を捕食してくれる益虫です。ただし注意したいのは、水中に産みつけられた卵から孵化する幼虫「ヤゴ」です。ヤゴは肉食性で、メダカの稚魚を捕食することがあります

トンボの飛来自体は気にしなくてよいですが、トンボに産卵させたくない場合は水面に浮き草を密に茂らせて産卵行動を抑制する、または産卵が疑われた場合はヤゴの発生時期に注意して水中をチェックすることが有効です。

ハチ

水を飲みに水辺へ訪れることがあり、メダカ自体への害はありません。ただし人が刺されるリスクがあるため、ビオトープの管理作業をする際は注意が必要です。特にアシナガバチやスズメバチが巣を作りやすい場所(軒下やフェンス際)が近くにある場合は要注意です。

ハチの巣
アシナガバチの巣。庭の端っこのフェンスにて。
ハチの巣
アシナガバチの巣。中に卵や幼虫が…。巣がまだ小さかったのが幸いでした。

対策はビオトープ周辺に巣を作らせないよう定期的に周囲を確認し、大きな巣を見つけた場合は自己駆除せず専門業者に相談しましょう。作業時は水辺に長時間留まらず、刺激しないよう静かに観察するのが基本です。

イモムシ

イモムシ
イモムシ。色は種類によって様々。

チョウやガの幼虫で、ビオトープ周辺の水草や陸生植物の葉を食害します。種類によっては短期間で葉を丸ごと食べ尽くしてしまうこともあります。

対策は見つけ次第、手で取り除くのが最も安全な方法です。薬剤はメダカへの影響が大きいため、ビオトープ内での使用は避けましょう。葉の裏や影に卵がついていたり幼虫が隠れていないか定期的にチェックすることも予防になります。

益虫

カマキリ

カマキリ
カマキリの幼体

肉食性でバッタや小型昆虫を捕食しますし、幼体の時はアブラムシを捕食するなどビオトープや庭全体で見れば益虫的な存在です。メダカを襲うことは基本的にありませんが、ビオトープの縁に卵鞘(らんしょう)を産みつけることがあります。

メダカへの直接的な被害はないため、基本的には駆除不要です。景観上気になる場合のみ、卵鞘を見つけたら剪定した枝ごと別の場所へ移動させると良いでしょう。

テントウムシ

ナナホシテントウムシ
定番のナナホシテントウ
ナミテントウ
ナミテントウ。こちらもよく見かけます。

ナナホシテントウやナミテントウなどはどこでも見かけますがこれらのテントウムシは幼虫・成虫とも害虫であるアブラムシを食べてくれる益虫です。ビオトープはもちろん野菜などを育てるときにもアブラムシは厄介者なのでテントウムシはありがたい存在です。

ただしニジュウヤホシテントウ(テントウムシダマシ)など例外的に害虫になるテントウムシもいるので、もし見かけた場合は注意しましょう。害虫になる種類のテントウムシは以下のサイトで解説されています。

まとめ|益虫と害虫を見分けて上手に付き合う

メダカへの影響対策の要点
バッタ植物の食害雑草管理・防虫ネット
アブラムシ水草を弱らせる早期除去・薬剤は避ける
トンボ(成虫)無害(益虫)トンボ自体は害はないが、ビオトープに産卵されるとヤゴが出てくるので防虫ネットはあっても良いかも
ヤゴ(幼虫)稚魚を捕食浮き草・防虫ネットで産卵抑制
ハチ直接害はないが刺傷リスク巣の有無を確認
イモムシ植物の食害手作業での除去
カマキリ無害。幼体はアブラムシ、成虫はバッタなどの虫を食べてくれる放置でOK
テントウムシ無害。幼虫・成虫ともアブラムシを食べてくれる放置でOK

ビオトープに集まる虫は、メダカに直接害を与えるものばかりではありません。カマキリやトンボの成虫のように益虫として働く虫もいれば、ヤゴのようにメダカの稚魚を捕食する存在もいます。

薬剤を使った駆除はメダカへの悪影響が大きいため、ビオトープ内では基本的に手作業での対策を優先するのがポイントです。虫の種類を見極めながら、無理のない範囲でビオトープの生態系と付き合っていきましょう。

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