著者:りょうた
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メダカ飼育をしている人の中にはミナミヌマエビやヤマトヌマエビといったエビ類を混泳させている方も多いと思います。
生体を飼育するにはエサが必須になりますが、エビ類は環境によってはエサを与えなくても大丈夫な場合もあります。一方で観賞魚系のお店に行けばエビ用のエサも売ってたりします。
エビのエサは必須ではないけどあったらあったで良いと思うので、エビのエサもどんなものか検証しました。なお今回の検証はイトスイコメットエビの主食を使いました。
エビ用のエサは必須ではないがあるに越したことはない

ホームセンターや観賞魚専門店、Amazon・楽天などでエビ用のエサを探すとメダカ用のエサほどの数はありませんがいくつかあります。エビ用のエサは値段が種類によって大きく異なり、高いものだと1つで1,000円前後するエサもあります。
基本的に値段が高いほど栄養分が充実しているなどもありますが、かといって安いから質が悪いわけでもありません。元々エビ類はエサを与えなくても、水槽内に発生したコケやメダカなどが食べ残したエサを食べます。そのため、エサを与えなくても死なないですが、エビ用のエサも与えておくことでエビにとっては良い栄養源になりますし、エビ用のエサはエビ仕様に栄養バランスが調整されています。
以下の画像はミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビがエビ用のエサを食べているようです。なお、食べているエサは、キョーリンのひかりヌマエビです。


エビ用のエサはエビがつまむのにちょうどいい大きさになっており、エサを持ちながら移動するエビの姿が見られます。ミナミヌマエビは1粒のエサを2,3匹が一緒に食べる様子も見られます。
イトスイコメットエビの主食(エビのエサ)のメリット
今回はエビのエサの中でも特に「イトスイコメットエビの主食」に焦点を当てました。細かい良しあしや特徴は種類によりますが、大まかな使用感は他のエビのエサでもある程度同じことが言えます。
エビの繁殖の助けになる
エビに限らず多くの観賞魚生体は繁殖・産卵をするにあたってそれ相応の栄養が必要になります。エビ類はエサを与えなくても水槽内のコケを食べますが、エビ用のエサを与えることでさらなる栄養補給にもなります。

その結果、エビの繁殖がはかどることもあります。特にミナミヌマエビは水槽内での繁殖も容易です。
自然と沈むのでエビも食べやすい
メダカは水面に浮いたエサを食べますが、エビは逆にこういった水面に浮いたエサは食べづらいです。普段食べるのも水槽の壁面についたコケやそこに落ちている水草やメダカのエサの食べ残しなどです。

エビ用のエサはメダカ用のエサと比べると粒が大きく、一定時間たつとすぐに沈むようになっています。底に沈むことでメダカよりもエビの方がエサを食べやすくなります。
イトスイコメットエビの主食の注意点、デメリット
粒が小さいため沈むのに時間がかかる場合がある
メダカ用のエサは細かい粒や粉状のものが多く、しばらくは水面に浮いたままです。一方でエビ用のエサは粒がメダカのエサより大きめのものが多く与えるとメダカのエサより早めに沈みます。

今回検証したコメットエビの主食の場合、数あるエビ用のエサの中でも粒は小さい方のためエビに与えようとしてもしばらくは水面を浮いたままです。その間にメダカが突っついたりたまにメダカがそのまま食べてしまうことがあるため、せっかくエビに与えたエサなのにエビの分のエサが少なくなってしまうこともあります。
メダカとエビでエサの取り合いになることも
エビ用のエサはメダカ用のエサと比べると沈みやすいのですが、その沈むまでの間にメダカに食べられることも実はあります。
粒が大きいのでメダカも食べづらそうではありますが、たまにそのまま食べて飲み込んでしまう場合もあります。メダカが食べても特に害はないですが、エビの分のエサが減ることにもなるのでメダカもいる場合はちょっと多めに与えたりなどちょっと工夫が必要そうです。

今回検証に使ったコメット エビの主食は粒が小さめなのもあります。別に「キョーリンひかりヌマエビ」というエビ用のエサもあり、こちらは粒が一回り大きいのでメダカが食べることはほぼなかったです。
メダカに食べられるのが不安な人がコチラがオススメ。
エビ用のエサがオススメな人
エビ飼育の初心者
エビの飼育を始めたばかりの方にとって、どのようなエサを選べばよいかは悩ましい問題です。エビは食べ残しが水質悪化につながるため、食べきれる量・形状・栄養バランスが整ったエサを選ぶことが大切です。
また、沈下性のエサであれば、水面で食べられずに困ることも少なくなります。初めての飼育では「与えやすさ」と「食べやすさ」の両立がポイントです。適切なエサ選びが、エビの健康維持と飼育の楽しさにつながります。
エビ飼育やエビの健康管理等を重視したい人
エビはメダカ用のエサやエサの食べ残しを食べることもありますが、メダカ用のエサはあくまでメダカ仕様の栄養バランスになっています。エビはエビでメダカと必要な栄養が微妙に異なります。そのためメダカエビの健康を維持するためには、エサの質が非常に重要です。良質なたんぱく質やカルシウムを含んだ専用エサを与えることで、殻の形成や脱皮不全のリスクを抑えることができます。

またエサの粒が小さすぎると水に溶けやすく、水質悪化の原因にもなるため、沈みやすく型崩れしにくいエサを選びましょう。日々の観察と栄養バランスのとることが、エビの元気な姿を保つ秘訣です。健康に気を配る方ほど、エサ選びにはしっかりこだわりましょう。
まとめ
- エビ用のエサは必須ではないがあった方がエビの栄養補給になったり繁殖も促進される
- メダカ用のエサに比べ沈みやすいのでエビが食べやすい
- エビ用のエサは種類によって粒の大きさが異なり粒が小さいものは沈むまでに時間がかかりその間にメダカに食べられてしまうこともある
- そのためメダカとエサの取り合いになることもある
エビ用のエサはなくてもエビは育てることは可能ですが、特に初心者はエビ用のエサも用いたほうが確実にエビが育ったり繁殖もします。
メダカだけでなくエビもしっかり育てたい方はまずエサの観点からアプローチしてみましょう。
よくある質問
- 他の生体(メダカなど)にも使えますか?
- メダカも食いつきますが、粒がメダカのエサより大きめなので食べづらいです。メダカが食べても害はないですがあくまでエビのエサになります。
- 冷蔵庫で保管するべきですか?
- 開封後は直射日光・高温多湿を避ければ常温でも大丈夫です。
- 与える量の目安は?
- 一度に与える量は、数分以内に食べきれる量が基本です。残りがあると水質悪化につながるので注意が必要です。