ミズトクサの育て方|メダカビオトープで楽しむ水草の魅力と注意点

ミズトクサの育て方

著者:りょうた

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メダカビオトープの美しい景観づくりに欠かせない水草の一つが、ミズトクサです。小型の水草ながら鮮やかな緑色が水槽や池の中で映え、メダカの隠れ家としても最適です。初心者でも比較的簡単に育てられるため、ビオトープやアクアリウムに取り入れる方が増えています。この記事ではミズトクサの育て方、メリット・デメリットを詳しく解説します。

ミズトクサの概要

ミズトクサの機能・特徴

内容解説
20~28℃ミズトクサは温帯性の水草で、メダカと同じ範囲の水温で生育が安定します。冬季は屋外でも越冬可能ですが、氷点下になる地域では屋内へ移動がおすすめ。
6.0~7.5弱酸性〜中性を好みます。アルカリ性が強いと生育が鈍る場合があります。
中〜高光量(8〜10時間/日)日当たりの良い場所で育てると、鮮やかな緑色を保ちます。
3~10㎝程度水上葉でも生育可能ですが、浅めの水辺や鉢の縁部分が理想的。完全に沈めすぎないよう注意。
砂利・赤玉土・荒木田土など肥料分が少なくてもOK。メダカのフンなども肥料代わりになる。
必要に応じて少量栄養が不足すると葉色が薄くなるため、肥料を少量与えると良いですが、与えすぎには注意。
株分け成長した株を分けて植え直すことで簡単に増やせます。春〜初夏が適期。
メダカ、ヌマエビなど隠れ家や産卵床にもなり、水質浄化にも役立ちます。
ミズトクサ
ミズトクサ

ミズトクサは小型で細長い葉を持つ水草で、浮き葉や沈水葉の両方を楽しめます。光合成を行いやすく、水質の安定にも寄与するため、ビオトープ内のバランス維持に貢献します。また、根茎を水底に固定でき、群生させることで水槽の景観をより自然に演出できます。

見た目が美しい・和風っぽい

見た目に関しては好みにもよりますが、ミズトクサは派手な花を咲かせるわけでも見た目は他の水生植物と比べると地味です。ただ、ぱっと見は竹にそっくりな感じもして、それが和風っぽい印象も持ちます。

そのため、地味でもきれいなビオトープを作りたい人やどちらかというと和風テイストのあるビオトープを作りたい人はミズトクサは最適です。また、見た目が地味な点では、ほかの水草・水生植物とも合わせやすいですね。

ミズトクサの増やし方

ミズトクサは地下茎を伸ばして芽を出し増えていきます。購入したばかりの状態でも、地下茎が伸びていることも多いです。

ミズトクサ

そのためミズトクサは基本的に株分けで増やします。根が絡み合っていますが、トリミング用のハサミを使えば簡単に切り分けることができます。

ミズトクサ
根をほどくとこんな感じ

切り分けることができれば鉢やポットなどに赤玉土を入れてミズトクサを植えれば完成です。

植え替えたミズトクサ

植物によっては肥料が必要だったり、赤玉土単体では育ちづらいこともありますが、ミズトクサに関しては赤玉土だけでも問題ないです。

ミズトクサのデメリット・注意点

そこまで日陰は作れないかもしれない

ビオトープに導入する水生植物は水面に浮かんだり、水面より上に伸びるものが多くそれにより日陰や隠れ場所を作るメリットがあります。

ただ、ミズトクサの場合は茎が細長いため日陰や隠れ場所としての効果はあまりないかもしれません。ただし、「トクサ」と名の付く水生植物はミズトクサ以外にも『トクサ』や『オオトクサ』などがあり、こちらの方が茎が太く、長く伸びるので日陰や隠れ場所としては適している場合もあります。

成長が遅いため長い目で見る必要がある

ミズトクサ

たとえばウォーターバコパやウォーターマッシュルームなどは数日間で目に見えて大きくなっているのがわかりますが、それと比べるとミズトクサは数日で目に見えるほどの成長はしないです。

ミズトクサの成長を実感するには1か月単位で見守る必要があるため長い目で見守りましょう。

Q&A

ミズトクサの水温管理はどうすればいい?
水温20〜28℃が適温です。急激な温度変化は避けましょう。
肥料は必要ですか?
基本的にビオトープでは不要ですが、成長促進したい場合は水草用の液体肥料を少量使用すると効果的です。
光量はどの程度必要ですか?
日当たりの良い場所またはLEDライトで約8〜10時間以上の照射が理想です。光量不足は成長遅延の原因となります。

ビオトープで和風なテイストを楽しみたい方はミズトクサがオススメ

ミズトクサは、ビオトープや水槽に自然な美しさを与える魅力的な水草です。育て方のポイントを押さえ、定期的な管理を行えば、メダカとの共生も楽しめます。初心者でも挑戦しやすく、他の水草と組み合わせることで多彩なレイアウトを作ることが可能です。これからビオトープに導入したい方は、ぜひミズトクサの育て方を参考に挑戦してみてください。

りょうた
りょうた

メダカビオトープで使える水生植物は他にもいっぱいあるので、以下の記事でまとめて紹介しています。

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