著者:りょうた
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大きな制約もなく育てやすい水生植物です。日当たりさえよければよく育つので初心者でも扱いやすいです。基本的には屋外ビオトープ向け。
「メダカビオトープに水生植物を取り入れたいけれど、何を選べばよいかわからない」
そのようなお悩みをお持ちの方にオススメなのがグリーンロタラです。
グリーンロタラは鮮やかな緑色の細葉が密に茂る姿と小さく咲く花が特徴的です。屋外ビオトープに用いられることも多く、屋外環境でも十分な生育力を発揮します。
この記事では、グリーンロタラの機能・特徴・メリット・デメリットまでを徹底的に解説します。これからビオトープに水草を取り入れたいとお考えの方は、ぜひご覧ください。
グリーンロタラの機能・特徴
グリーンロタラがビオトープに適している理由は、その生育特性と環境適応力の高さにあります。主要なスペックと特長を以下にまとめます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 草丈 | 10〜30cm(環境により変動) |
| 適水温 | 18〜30℃(ビオトープでは春〜秋に最適) |
| 光量 | 中〜強(屋外の自然光で十分対応可能) |
| CO2添加 | 不要(添加すれば成長促進) |
| 底床 | 砂利・ソイル・赤玉土など幅広く対応 |
| 越冬 | 関東以北では管理が必要な場合あり |
| 用途 | 水質浄化・景観向上・産卵床・稚魚の隠れ家 |
グリーンロタラの良いところ
旺盛な成長力
グリーンロタラは成長速度が速い水草であり、適切な光量と栄養があれば条件次第で数日単位で新芽を伸ばします。ビオトープ、屋外環境では太陽光を十分に受けられるため、室内水槽以上のスピードで繁茂することが多いです。
小さく花が咲く

グリーンロタラはピンク色の小さな花がたくさん咲きます。水生植物は種類によっては肥料をしっかり与えるの必須など花を咲かせるのにひと手間かかる場合もありますが、グリーンロタラは日当たりさえ確保できればよく育ち花も咲きやすいです。
メダカの産卵床としても活用でき、稚魚の隠れ家にもなった

グリーンロタラの密に茂った葉の間はメダカの産卵に適しており、自然な産卵環境を提供できると好評です。また、孵化した稚魚が外敵から身を隠す場所としても機能し、稚魚の生存率向上に貢献できます。
繁殖・増殖のしやすさ
カットした茎を底床に挿すだけで発根・活着する「差し戻し」が容易なため、一度購入すれば株を増やしながら長期的に楽しめます。トリミングした切り落とした部分も再利用できるため、コストパフォーマンスに優れています。
下記の写真のように途中で生える根を残す形で切るだけです。

あとは切り取った部分を底砂に植えればOKです。

水中でも陸上でも生育可
グリーンロタラはメダカビオトープ(水中)で育てるのはもちろん、一般的な植物みたく陸で育てることも可能です。水生植物の特性上、水を切らさないのは必須ですが、そこさえ守れば陸で生育可能です。

グリーンロタラの気になった点
室内だと屋外ほどは育たない
グリーンロタラは環境の制約がそこまでないので、メダカが育つ環境であれば問題なく育つことが多いです。

屋外の日当たりの良いところに置けばどんどん育ち、どんどん増えます。

一方で室内でも生育は可能ですが、屋外と比べるとどうしても光が弱まるため、屋外と比べると丈が全体的に細い印象は受けます。

それでも生育自体はちゃんとしていますので、そこまで大きな問題ではないです。
底床に根付くまでに時間がかかり、最初は浮いてきてしまった
植え付け直後は根がしっかり張っておらず、水流や風によって抜け浮いてきてしまうことがあります。底床に一定の厚みを持たせたり、水草用の重りを使うなど、初期の固定に少し工夫は必要です。
成長速度が速すぎて、思った以上に頻繁なトリミングが必要な場合もある
グリーンロタラは日当たりが良い環境だと成長力が旺盛で、特に夏場の屋外ビオトープではかなり成長する場合もあります。多忙な会社員の方にとっては、トリミングなどの管理の手間が想定以上に増えると感じることもあります。
グリーンロタラがオススメな人
- 初心者なので簡単に育てられる植物が良い人:日当たりが良い環境であればそれだけでもよく育ちます。
- メダカビオトープの景観向上を目指している方:自然らしい緑の演出に最適な水草です。
- 水質の安定化に取り組みたい方:水草による自然な水質浄化作用を活用したい方に適しています。
- メダカの繁殖にも取り組んでいる方:産卵床や稚魚の隠れ家として機能するため、繁殖環境の充実に役立ちます。
日当たりが良い環境であればよく育つので屋外・ビオトープ初心者にオススメです。株が生い茂ればメダカの隠れ場所や産卵場所にもなるので、メダカの繁殖に取り組んでいる方にとってはメダカの良い産卵場所にもなります。
よくある質問
- グリーンロタラはメダカビオトープの屋外環境で育ちますか?
- はい、屋外ビオトープでも十分に育ちます。グリーンロタラは太陽光と水中の栄養分があれば旺盛に成長します。春〜秋にかけての屋外環境は生育に非常に適しており、室内水槽と同等以上の成長速度を示すケースも多いです。ただし、直射日光が強すぎる真夏の管理や、冬季の低温には注意が必要です。
- グリーンロタラをビオトープに植える際、底床は何がおすすめですか?
- 赤玉土・ソイル・荒木田土などが適しています。メダカビオトープでよく使用される赤玉土(小粒)は根張りが良く、水質の安定にも寄与するためグリーンロタラとの相性が優れています。ソイルはさらに栄養供給と根の定着を助けますが、崩れやすいため長期維持の観点では赤玉土の方が扱いやすいと言えます。
- グリーンロタラはメダカに害を与えることはありますか?
- 適切に管理すれば、メダカに害を与えることはありません。グリーンロタラ自体はメダカに対して無毒であり、むしろ産卵床や隠れ家として有益です。ただし、過密に繁茂した状態では水面を覆って酸素供給が不足したり、水温が上昇したりする可能性があるため、定期的なトリミングによる適切な管理が不可欠です。
- グリーンロタラの越冬はどのように対策すればよいですか?
- 室内に取り込むか、水中に沈めて越冬させる方法が有効です。関東以北では冬季に大部分が枯れ込む可能性があります。室内の水槽に移してトリミングしながら管理する方法や、ビオトープの水深の深い部分(凍結しない底付近)に沈めて越冬させる方法が取られています。
- グリーンロタラの増やし方を教えてください。
- トリミングした茎の先端部分を底床に差し込むだけで増やせます。カットした茎の上部5〜10cm程度を底床に2〜3cm差し込み、根が出るまで数日〜1週間ほど待つことで新たな株として活着します。これを繰り返すことで株数を大幅に増やすことができ、購入後のコストをほぼゼロに抑えることが可能です。
まとめ
グリーンロタラは、メダカビオトープの水草として非常に優秀な選択肢です。本記事の内容を振り返ると、主なポイントは以下の通りです。
- ビオトープの景観を自然で美しくする鮮やかな緑色の有茎水草
- 水質浄化・産卵床・稚魚の隠れ家として多機能に活躍
- CO2添加・ヒーター等の追加機材不要で屋外でも旺盛に生育
- 成長が速いため定期的なトリミング管理が必要
- 寒冷地では越冬対策が欠かせない
日当たりの良い環境で育てるなど適切な管理を行えば、長期にわたって美しいビオトープ環境を維持できる非常にコストパフォーマンスの高い水草といえます。
メダカビオトープに水草を導入したいとお考えの方は、ぜひグリーンロタラを検討してみてください。一度植えれば株を増やしながら長期的に楽しめる、ビオトープライフをより豊かにしてくれる存在です。

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